ワイン会初心者もこれで安心!ワインイベント・試飲会の流れを解説

試飲会の流れ ポイント 解説

こんにちは。管理人のいろはにほへと(id:winenoiroha)です。

ワインの試飲会に興味があっても、

「どういうふうにイベントを回ればいいかわからない……」
「ワインのイベントや試飲会ってどんな感じで進むの?」

といった不安から参加するのをためらってしまう人、意外と多いのではないでしょうか。

じつは、管理人も初めてワインの試飲会に参加するときは緊張と不安で胸がいっぱいでした。

そこで今回は、「初めてのイベントで恥をかいたり失敗したりしたくない」「どういうイベントかわからないと不安」といった人のために、ワインイベント・試飲会の流れをご紹介します。

簡単7ステップ!ワインイベント・試飲会の流れとは

ルートマップ 流れ

一般的なワインイベント・試飲会の流れは以下の通りです。

試飲会の流れ
1. チケットを購入
2. ワインイベント・試飲会の会場でチケットを見せる
3. 受付でワイングラス・紙コップ(吐器)・当日の資料をもらう
4. 会場に入ったら気になるブースを回ってワインを楽しむ
5. ワインやほかの参加者との情報交換も忘れずに
6. 気に入ったワインを注文する場合は受付に注文票を渡して帰ろう
7. 帰って休む

早速、順場にそれぞれの流れを見ていきましょう。

1.チケットを購入

ワインイベントへ参加するにあたって、最初に必要なのが「入場チケットの購入」です。

有料制のワインイベントや試飲会は、たいていの場合チケットの事前販売をしています。

当日券より前売り券のほうが数百円ほど安いですし、なかには当日券のない試飲会もあるので、試飲会に参加するなら前売り券を購入しましょう。

ただ、前売り券をどうやって、どこで購入できるかはイベントによってまちまち。

例えば、大手のインポーター(ワインの輸入業者)が主催する大規模なワインイベントの場合、

チケットの購入方法
ネットで事前購入可能(当日は購入後に送られてくる紙のチケットや、QRコード等を見せるだけ)
クレジットカード払い・コンビニ払いにも対応

など、全国どこからでも購入できることがほとんどです。

ただ、規模の小さいイベントや、地元の業者が主催の試飲会だと、

チケットの入手がちょっと難しいイベントもある
ワイナリー・協力している飲食店などでチケットを直接購入
フェイスブック等のSNSで参加者を募り、人数が集まったら締め切り。支払いは当日会場で

といった場合も。

小規模なイベントであればあるほど、チケットの入手方法は限られてきます。

大きめのイベントなら当日券があることも多いので、飛び入り参加でも大丈夫。

当日、会場の受付でお金を払えばOKです。

定員が数十名程度のワインイベントはローカルルールがある場合もあるので、試飲会に慣れるまでは、定員が100名以上だったり、100種類近いワインを試飲できたりするような大きなワインイベントに足を運ぶことをおすすめします。

2.ワインイベント・試飲会の会場でチケットを見せる

つぎのステップは、試飲会の当日遅刻しないよう会場へいき、受付でチケットを見せること。

ワインのイベントは、「○時~○時」と会場と閉場の時間だけが決まっているタイプが多く、時間内であればいついっても入場できます。

ただ、人気のあるワインやレアなワインは試飲会の前半になくなってしまうこともありますし、演奏会やお得な抽選会がおこなわれることもあるので、なるべく早めに会場入りしましょう。

受付での手続き自体は、緊張するようなものではありません。

会場までいって、受付に並んで、事前購入したチケットを見せるだけ。

当日券を購入する場合、受付で直接お金を払います。

3.受付でワイングラス・紙コップ(吐器)・当日の資料をもらう

受付でチケットの提示や支払いが終わったら、いよいよ入場です。

でも、ワイングラスがないとワインの試飲はできませんよね。

そのため、受付をしたら、

・ワイングラス
・吐器がわりの紙コップ
・当日の資料

を渡されます。

受付の人から資料を渡されて「グラスはあちらです」と案内されることもあれば、会場がホテルでホテルスタッフからグラス等を渡してもらえる場合もありますが、「入場前に必要なグッズをもらう」のは同じです。

また、試飲会で使えるワイングラスや吐器は原則一人ひとつなので、なくしたり落としたりしないよう注意しましょう。

イベントによっては、落としても割れないプラスチック製のグラスを使っていることもありますが、管理人の経験だと1脚1,000円くらいするグラスを使えるイベントもありました。

ちなみに、お高めのワイングラスを使うイベントだと、「試飲に使ったグラスをそのままプレゼント」なんてこともあります。

大きなワインイベントでも、参加料は高くて5,000円くらい。

5,000円払って100種類以上のワインを楽しみ、グラスまでもらえると考えたら、飲みにいくよりずっとお得ですよね。

4.会場に入ったら気になるブースを回ってワインを楽しむ

ワインイベントや試飲会の会場には、各インポーターが自社のワインを並べているブースがあります。

イメージとしては、デパートで開かれる物産展みたいな感じ。

ブースの位置や当日試飲できるワインなどについては、受付でもらう資料に載っているので、好きなタイミングで確認しましょう。

端っこのほうから順番にブースを回っていくのもいいですが、管理人のおすすめは最初に資料に目を通して、気になるワインやブースから回っていくこと。

それと、スパークリングワインやシャンパン、白ワイン、赤ワインの順で飲み進めるのもおすすめです。

味や香りが薄いものから飲んでいけば、ワインの味や香りが混ざりません。

それぞれのブースには当日のおすすめワインが並んでいて、説明書きなどもあるので、じっくり読みながら飲んでみたいワインを選びましょう。

また、各ブースには必ずインポーターのスタッフが立っています。

ワインを注いでもらうとき、またどのワインがいいかよくわからないときは、

「このワインをください」
「おすすめはどれですか?」

と話しかけてみましょう。

「これ」とぶっきらぼうにひと言かけたり、飲みたいワインを指差したりするだけでワインを注いでもらう人もいますが、一般常識としてあまり褒められたことではありません。

ブースに立っているスタッフは、飲食店の店員さんではなく、インポーターの従業員です。

多くの場合、ワインが好きで詳しい専門家ですし、土日開催のイベントなら休日出勤だってしています。

ほかの参加者やブースのスタッフへ敬意を持ち、丁寧に対応するのも、スマートにイベントを楽しむためのポイントです。

5.ワインやほかの参加者との情報交換も忘れずに

ワインイベントやワインの試飲会は、自分以外のワイン好きと交流するチャンス。

無理に他人へ話しかける必要はありませんが、ブースがすいているときにスタッフの人におすすめワインを教えてもらうだけでも、いろいろなことを学べます。

余裕があれば、タイミングを見計らって周囲の参加者やブースのスタッフに話しかけてみましょう。

6.気に入ったワインを注文する場合は受付に注文票を渡して帰ろう

多くのワインイベントやワインの試飲会で、気に入ったワインを当日注文して帰れます。

ワインの注文票は、入場時に受付でもらう資料の最後についていることが多いです。

ワインによってはネットでは未発売だったり、在庫がなかったり、1本だけ購入すると送料が1,000円くらいかかったりすることもあるので、「これおいしい!」というワインと出会ったら、ぜひ購入して帰りましょう。

ワインの購入方法は、名前や住所、購入するワインの名前に本数などを記入し、注文票を受付で提出するだけ。

ただ、

「たくさんワインを楽しんで、帰りにワインボトルを抱えて帰るのって大変じゃない?」

と悩む人もいますよね。

たしかに、割れ物で重たいワインボトルを持ち歩くのは大変です。

気に入ったワインがいくつもあって、何本も購入したらとてもではないですが持って帰れません。

ただ、たいていのイベントは「当日注文票でワインを頼み、自宅に送ってもらう」形式です。

その場で持ち帰れるイベントでも、配送を希望できることが多いので、安心して注文してください。

7.帰って休む

ある意味、ワインのイベントや試飲会へ参加する際、一番大切なのは無事に家へ帰ること。

ワインの試飲会では、普段一度には飲めない数のワインを試飲できます。

試飲なので1種類あたりの量は少ないですが、それでもたくさん試していると酔いが回ってしまうもの。

せっかくワインイベントでおいしいワインや好みのワインを見つけても、帰りに転んで怪我をしたり、泥酔して戻してしまったりしては楽しい思い出も台無しです。

ワインイベントや試飲会に参加するときは、節度を持って楽しみ、怪我なく帰宅しましょう。

また、ワインのイベントでは、ワインに熱中しすぎて水分補給を欠かすことも多いです。

翌日の二日酔いを少しでも軽減するために、帰ったらたっぷりと水を飲んでから休むことをおすすめします。

まとめ

ワインイベントやワインの試飲会に参加するとき、マナーや手順がわからなくて不安になるのは誰だって同じです。

ただ、試飲会のイベント自体はとってもシンプル。

「ワインを試飲して楽しむ」
「気に入ったら買って帰る」
「怪我をせず無事に帰宅する」

だけなので、一連の流れを知っておけば戸惑うことはないでしょう。

ワインの試飲会は、チケットを買えば誰でも気軽に参加できます。

一連の流れを押さえて、初めてのワインイベントを思う存分楽しんでください。