【初めての試飲会】マナーは?服装は?ワインイベントの基礎知識

悩む 迷う 疑問
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こんにちは。管理人のいろはにほへと(id:winenoiroha)です。

「ワインの試飲会」とか「なんちゃらワインフェスティバル」みたいなイベントって、なんとなく参加しづらいイメージがありますよね。

「会場で浮くのは嫌だ。なにを着ていけばいい?」
「守ったほうがいいマナーはある?」

と悩んでしまって、楽しいイベントの参加を逃してしまっている人もいるでしょう。

そこで今回は、おひとりさまでバンバン試飲会やワインイベントを楽しみまくっている管理人が、ワインの試飲会・ワインイベントの基礎知識を解説します。

ワインを好きになったら試飲会やワインイベントに参加しよう

ワインイベント おすすめ 参加

「もっと色々な種類のワインを飲んでみたい」

と思ったら、あなたはもう立派なワインラヴァー。

ただ、現実的に考えると、好きなワインや気になるワインを片っ端から買って飲むことなんてできませんよね。

たくさんのワインを飲みたい、新しいワインを発掘したい、普段飲めない高級ワインと飲んでみたい、そんなワインラヴァーのワガママを叶えてくれるのが、ワインの試飲会をはじめとしたワインイベントなのです。

イベントにもよりますが、ワインの試飲会では、100種類以上のワインを飲み比べたり、ワインを輸入している会社のスタッフさんからおすすめワインを教えてもらったり、ワインの生産者と直接話ができたりします。

しかも、イベントの参加料は多くの場合数千円くらい!

なかには、「無料」なんて太っ腹なイベントまであります。

こんなにお得な試飲会、ワイン好きなら見逃す手はありません。

初参加でも安心!ワインの試飲会で守るべき5つのマナー

5つ マナー

ワインの試飲会で守るべき5つのマナーを知っておきましょう。

飲みすぎたり酔って騒いだりしない

ワインの試飲会では、泥酔NG。

飲みすぎて騒いだり、ほかの参加者やスタッフに絡んだり、吐いてしまったりすると、周囲の人に大きな迷惑をかけてしまいます。

ワインの試飲会では、グラスやカップに注がれたワインをすべて飲みきる必要はありません。

会場には余ったワインを吐き出す「吐器(とき)」という容器が設置されているので、お酒に弱い人やとにかくたくさん試飲したい人は堂々と活用しましょう。

ちなみに、吐器の用意は会場によりけりです。

管理人が参加したワインイベントの傾向は、

・入場時にグラスと紙コップを渡され、飲みきれないワインは紙コップに吐き出す。紙コップに溜まったワインは、会場内にある吐器に流す。
・入場時にワイングラスだけを渡され、グラスから吐器に直接流してしまう。
・そもそも吐器がない

といった感じ。

吐器がない場合は、「吐き出さずにワインを楽しんでほしい」という開催者のメッセージです。

無理しない範囲でワインを楽しみましょう。

飲酒運転や未成年者を連れてのイベント参加もNG

ワインの試飲会は、アルコールを提供するイベントです。

イベントの参加後に車や自転車を運転すると飲酒運転になってしまうので、会場へのアクセスは公共交通機関を利用しましょう。

また、ワインの試飲会やワインイベントは未成年者の参加も厳禁です。

香水や整髪料など香りの強いアイテムはつけない

香水や整髪料、ハンドクリーム、ボディクリームなどの香りは、ワインの香りを打ち消してしまいます。

ワインは複雑な香りと風味を楽しめる飲み物です。

強い香りをまとったままイベント会場にいってしまうと、自分だけでなく周囲の人から「ワインの香りを味わい」という楽しみを奪ってしまいます。

嗅覚の敏感さは人それぞれ。

「これくらいならいいだろう」
「会場がホテルだし、せっかくだからおしゃれしなきゃ」

と張り切るのはやめましょう。

各ブースにいるスタッフとの会話はほどほどに

複数のインポーター(ワインの輸入業者)が集まっている試飲会やワインイベントは、いわゆるコミケや物産展のイメージに近いです。

会場内にはインポーターごとにワインを置いた机がたくさん並んでいて、各ブースにインポーターのスタッフやワインの生産者が待機しています。

当然のことながら、ワインイベントでワインをすすめているスタッフはめちゃくちゃワインに詳しいです。

「この前イタリアの○○という産地にいって~」
「こちらのワイナリーではこういう方法で~」

といった話が飛び出してくるので会話しているだけでも楽しめますが、スタッフを独占してはいけません。

ほかの参加者もいるので、ブースの前に居座ったり、長時間話し込んだりするのは避けましょう。

乾杯するときはグラスをぶつけない

居酒屋で乾杯をするときは、「かんぱーい!」といいながらグラスをぶつけます。

でも、ワインの場合グラス同士をぶつけるのはマナー違反。

ワイングラスは、ロックグラスやジョッキに比べてとても薄いガラスでできています。

グラスをぶつけて乾杯すると、グラスがかけたり割れたりする可能性があるので危険です。

ワインで乾杯するときは、グラスを軽く掲げるだけにとどめましょう。

ドレスやスーツじゃなくても大丈夫!服装選びのポイントとは

ワイン試飲会 服装 悩む

試飲会やワインイベントに初めて参加するとき、めちゃくちゃ悩むの「なにを着ていけばいいのか」です。

管理人も初めてワインの試飲イベントに参加する際、どんな服装をするべきかかなり悩みました。

でも、試飲会やワインイベントは、想像よりずっとカジュアルなのであまり心配する必要はありません。

ほとんどの試飲会やワインイベントはジーンズにTシャツで問題ない

試飲会の多くは、パーティーや結婚式、格式の高いレストランと違ってドレスコードがないです。

大きなホテルの宴会場が会場になっていても、参加者は意外と「シャツにジーンズ」や「ダウンとチノパン」といったカジュアルな格好で参加しています。

もちろんスーツでびしっと決めている人もいますが、ラフな服装だから浮いてしまうという心配はありません。

大型の試飲会だと、一般参加の人だけでなく飲食店の経営者などもやってきます。

飲食店関係者は仕込みの合間に私服で参加していることも多く、インポーター側もそうした事情をわかっているので、カジュアルな服装でも問題にならないのです。

ただ、大きなイベントだと軽く100人以上がひとつの会場に集まります。

厚底の靴やピンヒールなどは避け、動きやすい服装を選びましょう。

どうしても服装を決められない場合は、仕事用のスーツでOKです。

なお、ワインイベントによってはドレスコードが指定されている場合もあります。

試飲会に参加するときは、イベントのチラシやポスターをしっかり確認しましょう。

とはいえ、ドレスコードが指定されているような試飲会はまれ。

ほとんどが海外から生産者を読んで夕食を共にするメーカーズディナーなど、チケット代がお高め(1万円前後)でなかなか手が出せないイベントなので、あまり気にする必要はありません。

ワインが飛び跳ねても気にならない暗色系の色がおすすめ

ワインの試飲会に参加するときは、黒やダークグレーなどの暗色系を選びましょう。

白い服や明るい色の服だと、赤ワインが跳ねてしまった場合に目立つシミができてしまいます。

持ち込むカバンに要注意!リュックや手提げタイプは避けよう

一般的なワインの試飲会に参加する際、じつは服装以上に重要なのがカバンのチョイスです。

ワインイベントでは、

  • 試飲用のワイングラス
  • 入場時にもらえるイベントのパンフレット(大きなイベントだと10ページ以上ある)
  • 会場内で購入できる料理やおつまみ

を持ち歩くことになります。

試飲会に参加するなら、安全のためにも両手が使えるカバンが必須です。

ただ、リュックやバックパックは想像以上に場所を取るので、ほかの参加者の迷惑になってしまいます。

オススメは、A4程度の書類が収まるショルダーバッグ。

体にフィットする肩掛けバッグなら、移動や試飲の邪魔になりません。

大きな荷物がある場合は、会場の最寄り駅にあるロッカーにバッグを放り込んでおくのがおすすめです。

ホテルが会場なら、クロークに上着や手荷物を預けられる場合もあります。

イベントのチラシ等にはクロークを利用できるかどうか記載されていないことが多いので、買い物帰りや仕事帰りなど、かさばる荷物があるときは事前にホテルへ問い合わせましょう。

服装やマナーの疑問を解消してワインの試飲会を目一杯楽しもう

とっつきづらいイメージのある試飲会ですが、やっていることはスーパーの試食と同じです。

ワインの試飲会だからといって、尻込みする必要はありません。

吐器の使い方や香りの強いアイテムをつけないことなど、ワインイベントならではのマナーさえ押さえてしまえば、気軽に参加して色々なワインを楽しめます。

この記事を読み終わったら、近所の試飲会やワインイベントを探して、申し込んでみてください。