試飲会の前日に読もう!ワインの試飲会を最大限楽しむ秘訣とは
こんにちは。管理人のいろはにほへと(id:winenoiroha)です。
飲んだことのない多くのワインと出会うことのできる試飲会は、お金をかけずに自分好みのワインを見つけるチャンス。
ただ、100種類以上のワインが並ぶような大きな試飲会になると、
「えっ、あのワインも置いてあったの!?気づかなかった……」
「全部のブースを回るつもりだったのに時間が足りない!」
といった後悔をしてしまいがちです。
そこで今回は、管理人が実際に実践している「試飲会を最大限楽しむための秘訣」をご紹介します。
翌日に試飲会を控えている人、初めて試飲会に参加する人はぜひ参考にしてください。
ワインの試飲会を最大限に楽しむコツ
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試飲会やイベントの前日はしっかり休んで体調を整える
ワインの試飲会は、イベントによっては3時間以上続くものもあります。
「とにかくたくさんのワインを試したい」という思いから、普段よりたくさんワインを飲んでしまうことも多いので、睡眠不足や体調不良だと思うようにはワインを楽しめません。
イベントの前日は、夜更かしをせず早めに休んで体調を整えましょう。
試飲会のまえに軽く食事をしておく
試飲会には、別途食事を購入できるタイプのイベントと本当にワインしか置いていないタイプのイベントがあります。
ただ、ワインの試飲会は基本的に立食形式です。
椅子に座って落ち着いて食事できるイベントは少ないので、ガッツリ食べてお腹を満たすという食べ方にはなりません。
「小腹がすいたら会場でなにか食べよう」と思っていたら、意外と食べるものがなくて、ワインばかり飲んでしまう場合もあります。
空きっ腹にワインを流し込むと普段よりも早く酔っ払ってしまうので、試飲会に参加する日は事前に軽く食事をしておきましょう。
ちなみに、試飲会のまえに香りの強い食べ物やスパイシーな料理を食べてしまうと、ワインの味や香りがわからなくなります。
おにぎりやサンドイッチなど、味も香りも薄い軽食を取るのがおすすめです。
ワインに集中したい場合は、飲み物も紅茶やコーヒーなど香味の強いものを避け、水を飲むようにしましょう。
会場についたらワインを飲むまえに配布資料をチェック
ワインの試飲会では、入場時やチケット代を受付で支払うときにイベントの資料をもらうことが多いです。
配布される資料には、
- イベント会場の配置図
- 各インポーターが提供しているワインの名前や値段
- 試飲会に並んでいるワインの注文票
などが載っています。
インポーターが複数いると十数ページもある分厚い資料になるので、とりあえずあとで読もうとスルーして試飲をはじめてしまう人も少なくありません。
ただ、試飲会で飲めるワインは、在庫に限りがあります。
目玉ワインや滅多にお目にかかれない高級ワインなどはすぐに試飲が終わってしまうので、どうしても飲んでみたいワインがあるかどうかを最初にチェックしましょう。
ワインを飲むペースや無理なく飲める量には個人差があるため、ブースの1番から順番に回っていると、最後まで周りきれないことも多いです。
好きなワインを扱っているインポーターや、気になる商品のあるブースから回って、
「あのワインが飲みたかったのに!」
という後悔を防ぎましょう。
開場直後は「開場の奥」や「出口近く」のブースから見て回る
管理人がワインの試飲会に参加するときは、ほぼ100%受付時間に会場入りします。
なぜなら、1分でも長くワインを飲みたいからです。
そんな管理人の経験からいうと、規模の大小に関係なく、ワインの試飲会では入り口に近いブースから順番に時計回りか反時計回りで人が流れていきます。
つまり、会場の奥や出口の近く、また中央部分にあるブースは、比較的すいていることが多いのです。
開場直後にあえて人の少ないブースへ向かうと、スタッフも手があいているので丁寧に試飲できるワインの説明をしてもらえます。
全然知らないぶどうやまったく知らない国のワインを好きになるきっかけにもなるので、とくに「このブースにいきたい」という希望がない場合は、あいているブースを狙いましょう。
ワインを飲む順番は「泡→白→赤」
試飲会でより多くのワインを楽しみたいと考えている場合、スパークリングワイン、白ワイン、赤ワインと飲み進めることをおすすめします。
理由は簡単で、先に味や香りの濃いワインを飲んでしまうと、あとから薄味のワインを飲んでも香りや味わいを感じ取れないからです。
色や味わい、香りの薄いものから試飲していけば、それぞれのワインの個性を余すところなく楽しめます。
薄いものから濃いものへという飲み方は、試飲会だけでなくレストランやワインバーでワインを飲むときにも役立つので、この機会に覚えておきましょう。
もちろん、必ず泡、白、赤の順番で飲み進める必要はありません。好きなワインや飲みたいワインが決まっていれば、好きなものから飲んでOKです。
ぶどうの品種や国ごとの濃さの違いがわからない場合は、ブースのスタッフにおすすめワインを聞きましょう。たいていの場合、ワイン同士の味や香りが喧嘩しないように、薄いものから濃いものを順番にすすめてもらえます。
スタッフやほかの参加者との交流を楽しむ
「ワインが多すぎて、どれを飲めばいいのかわからない」
という場合は、各ブースにいるスタッフに話しかけてみましょう。
ブースに立っているスタッフは、基本的にワインを輸入している会社の社員です。ブースに並べてあるワインはどういう味で、どんな人におすすめなのかを把握しているので、質問すれば教えてくれます。
ほかの参加者に話しかけて、おいしかったワインを聞いてみるのもおすすめ。
ワインの試飲会には、ソムリエやワインエキスパートの資格を持っている人から、飲食店の関係者、ワインにものすごくワインに詳しい人、逆にワインのことなんてまったく知らない人までさまざまな人がいます。
相手がワインについて知らなくても、「これがおいしかった」という情報のやり取りは有益ですし、相手がワインに詳しかったらあれこれ詳しくレクチャーしてくれるでしょう。
「いきなり知らない人から話しかけられたら、嫌な顔をされるのでは?」と不安に思う人もいますよね。
でも、ワインは「知っているとお酒がおいしくなる知識」がたくさんあるお酒です。
ひとつのことについて深く知っている人は、たいていの場合「この知識を誰かに教えたい!」という欲求を持っているもの。お酒も入って上機嫌になっていることもあって、話しかけると意外とにこやかに対応してくれる人が多いのです。
「いやいや、知らない人にどうやって話しかけたらいいの?」という人も大丈夫。
心理学的には、「自分と同じものが好き」「同じものに興味がある」相手には好感を抱きやすい類似性の法則というものがあります。
面白おかしく場を盛り上げられる鉄板ネタがなくても、世間話になにを話したらいいかわからなくても、「同じイベントに参加している」「ワインが好き」という共通点があれば、十分コミュニケーションを取ることができるのです。
ブースの前や会場内に設置されているテーブルなど、話しかけやすい場所があるのも好都合。
普段ワインを家飲みしている人、身の回りにワインに詳しい人がない人は、ワイン好きが集まる試飲会を「情報交換の場」として活用しましょう。
慣れるまでは誰かと2人で参加する
ワインの試飲会は、わりとカジュアルなイベントです。ただ、誰でも初めて参加するイベントや、よく知らないイベントに参加するときは緊張してしまいます。
そこでおすすめしたいのが、「慣れるまで誰かを誘って2人で試飲会にいく」こと。
せっかくの試飲会も、ガチガチに緊張してしまってはワインを楽しめません。しかし、知っている人が1人いれば、会話しつつリラックスして試飲会を楽しめます。
ちなみに、試飲会へ参加する人数は2人がベストです。
ワインの試飲会は基本的に混むので、3人以上で参加すると移動速度が落ちてしまいます。
それに、3人以上いると好みやワインの知識がバラけてしまい、会話が盛り上がりません。
2人なら、飲んだワインについて話し込む際もスペースを取りません。
移動も楽ですし、会場の雰囲気に慣れてきたら一旦別れて好きなブースでワインを飲み、決まったテーブルで落ち合ってどれがよかったか報告しあう、なんて楽しみ方も気軽にできます。
飲んだワインの記録を残す
試飲会を最大限に楽しむ最後のポイントは、「飲んだワインの感想をメモする」こと。
世の中には、数えきれないくらいのワインがあります。一生のうちにすべてのワインを飲むことなんてできません。
だからこそ、ワインを長く楽しむには「自分の好みに合うワインを見つけるスキル」が必要なのです。
「赤・白・泡ならどれが好きなのか」
「赤ワインでも濃いほうがいいのか、それとも薄いほうが好きか」
「どの造り手のワインをおいしく感じたのか」
などを記録に残しておくと、好みのワインを見つける基準を作ることができます。
人間の記憶は簡単に薄れてしまうので、記憶に頼るのはおすすめできません。
どういうワインが好きなのかという基準がある程度できてくれば、ワインショップでもソムリエのいるレストランでも、自信をもってワインを注文できるようになるでしょう。
なにより、
「いま飲んでいるこのワインは、あの試飲会で飲んだものより好き」
「まったく同じ銘柄のものを試飲会で飲んだけど、あのときと味や香りの感じ方が違う」
といった微妙な変化も楽しめるようになって楽しいです。
ワインの記録を取るなら、飲んだワインの写真や味を手軽に記録できる「vinica」や「vivino」といったアプリの利用をおすすめします。
ワインの知識がなくても問題なし!ワインの試飲会を最大限に楽しもう
ワインの試飲会は、ワインについて詳しくない人でも、ワインにめちゃくちゃ詳しい人でも同じように楽しめるイベントです。
体調を崩さない程度に楽しくおいしく色々なワインを飲んで記録を取り、スタッフやほかの参加者との交流を楽しみましょう。