ワイン初心者必見!EPAの発効で安くなるヨーロッパのおすすめワインはどれ?

悩む どれ?

こんにちは。管理人のいろはにほへと(id:winenoiroha)です。

本日の話題は、「EPAが発効されたよ!ヨーロッパのワインが安くなるよ!」という話。 2019年の2月1日に日欧EPAが発効されたことで、ヨーロッパ産のワインは最大150円も安くなります。ただ、いくらヨーロッパワインが安くなるといっても、何百種類もあるお値引きワインのすべてを試すわけにはいきません。

そこで今回は、

「日欧EPAとやらでワインが安くなるそうだから、ワインにチャレンジしてみようかな」
「普段飲みのコスパワインを新しく発掘したい」

というワイン初心者の方へ向けて、安くておいしいおすすめワインを徹底的にピックアップしていきます。

10,000字越えの本気で長い記事なので、じっくり腰を据えて読むか、時間があるときに少しずつ読んでくださいね。

EPAって一体なに?

EPA

そもそもEPAってなんぞや?という話から押さえておきましょう。

「EPAなんかどうでもいい!」って方は、「2019年の2月から値引きされるおすすめワインまとめ」までサクッと飛ばしてもOKです。

EPAとは

外務省の資料によると、EPAの定義は以下の通り。

貿易の自由化に加え,投資,人の移動,知的財産の保護や競争政策におけるルール作り,さまざまな分野での協力の要素等を含む,幅広い経済関係の強化を目的とする協定
引用元:経済連携協定(EPA)/自由貿易協定(FTA) | 外務省

小難しいことをあれこれ書いていますが、要するに、

「輸出入にかけてる関税を0円にして、ヒト・モノ・カネのやり取りを活性化させましょう」

という国と国との約束事です。

いわゆるFTA(自由貿易協定)との違いは、物品の輸出入にかけていた関税の撤廃だけでなく、投資を含めてより幅広い分野で協力するためのルールを盛り込んでいること。

FTAが基本的に「1対1」の経済協力をするときに使われる協定なのに対して、EPAは「ヨーロッパ」とか「4カ国で」といった感じで複数の国が共有するルールになっています。

ちなみに、なにかと世間を賑わせている「TPP(環太平洋パートナーシップ協定)もEPAの一種です。

EPAが発効されるとワインやチーズが安くなる

今回重要なのは、「ヨーロッパから輸入するワインやチーズにかかっていた関税が、2019年の2月から0円になるよ」ってこと。

日欧EPAの発効でどれくらいワインが安くなるのか見ていきましょう。

スティルワインの関税は1本あたり93.75円

いわゆるスパークリング以外のワイン、スティルワインの関税は、「1Lあたり125円(750ml換算だと93.75円)」か「輸入価格の15%」のどちらか低いほうです。

ただし関税には上限と下限があって、ワインの関税は1リットルあたり最低67円から125円までと決められています。

そのため、「1本数万円の高級ワイン」も「1本1,000円のお手頃ワイン」も、じつはほとんど関税は変わりません。

日欧EPAが発効されて輸入ワインの関税が0円になれば、スティルワインは約100円引き

1本5,000円を超えるような高級ワインなら約100円の値引きは微々たる違いですが、普段飲みに最適な1本1,000円前後のワインだと、100円の値引きはかなり大きな差ですよね。

日欧EPAの発効によって、普段飲みに購入しやすい低価格帯のワインがさらにお求めやすくなるのです。

スパークリングの関税は1本あたり136.5円

じつは、スティルワインよりもスパークリングワインのほうが高い関税がかけられています。

具体的に説明すると、スパークリングワインの関税は1Lあたり182円。750ml換算だと136.5円です。

爽やかで飲みやすいものも多いスパークリングワインは、お花見や送別会、会社の懇親会等にもぴったりの飲み物。

関税撤廃後でコスパのよいワインを飲みたい場合は、スティルワインではなくスパークリングに目を向けてみましょう。

EPA締結記念セールは2月1日から・価格改定は3月1日から

日欧EPAが発効したといっても、現在ワインの売り場に並んでいるワインは、どれもすでに関税を払って輸入しているもの。

関税の分だけ安くなるのは、基本的に「EPA発効後に輸入するヨーロッパワイン」なので、ワインの値段が下がるまでには少しタイムラグがあります。

ただ、コンビニやスーパーなどの小売り店舗では、2月1日から「EPA発効記念」のセールや特別商品の販売をしているところも少なくありません。

また、ヨーロッパからワインを輸入しているメーカーも、基本的には3月1日に価格の改定を行うようです。

2019年の2月中はセールでお得なワインを飲んで、3月以降になったら値下げされたハイコスパワインを楽しみましょう。

2019年の2月から値引きされるおすすめワインまとめ

日欧EPAの発効を受けて、正式に取り扱いワインの値引きを発表した企業やワイン販売サイトの情報から、コスパがよくておいしいおすすめヨーロッパワインをまとめました。

「値引きされるのはうれしいけど、どのワインを買えばよいのかわからない」という人は、今回ご紹介するワインのなかで気になったものを試してみてください。

メルシャン

安くなるワインの数 値引き率
76種類 1%~20%

フレッシュで濃厚なフランスの赤「カノン・デュ・マレシャル ルージュ」

by カエレバ
生産者 ドメーヌ・カズ
ぶどう品種 メルロー50%:シラー50%
相性のよい料理 濃厚なたれ味の焼き鳥、あっさりとした白身魚のソテー、ベリー系のソースを使った肉料理など
定価 1,730円

メルシャン(キリン)が輸入している南フランスのテーブルワイン。

一見すると日本人っぽい生産者名ですが、日本人が経営しているわけではありません。

ドメーヌ(ワイナリーのこと)があるのはラングドック・ルーションという南フランスの有名生産地。

1895年から家族経営でワインを造っています。

スパイス感のあるシラーと渋みや苦味の穏やかなメルローの組み合わせは、ワインの渋さが苦手な人にも最適です。

若いワインなので、ラズベリーやブルーベリーといったフレッシュな果実の香りを楽しめます。

スパイス感と濃厚さを併せ持つ南フランスのワインは、醤油ベースのタレや胡椒との相性が抜群。あっさりとした料理はもちろん、焼き鳥などによく合います。

ポイントは、化学肥料や農薬等を使わず、「ビオディナミ」という有機農法でワインを造っていること。

一般的な栽培方法よりも手間暇をかけ、ワインの劣化を防ぐ亜硫酸塩の使用を最低限に抑えるビオワインは、独特で複雑な香りや味わいになることが多いため、熱狂的なファンも多いです。

・飲みやすいフランスワイン
・ちょっと変わったワイン

を飲んでみたい人におすすめ。

すっきり爽やかなフランスの白「カノン・デュ・マレシャル ブラン」

by カエレバ
生産者 ドメーヌ・カズ
ぶどう品種 マスカット・オブ・アレキサンドリア60%:ミュスカ・ア・プティ・グラン20%:ヴィオニエ20%
相性のよい料理 白身魚のムニエルや天ぷらなど
定価 1,730円

メルシャンが輸入している白ワインのなかで、とくにおすすめ度の高い1本がカノン・デュ・マレシャルの白。

赤と同じで南フランス産のワインですが、「ぶどうの女王」とまで呼ばれる「マスカット・オブ・アレキサンドリア」というぶどう品種を使っています。

一般的に、ワイン用のぶどう品種は皮が分厚く酸味も甘みも濃厚なので、生食には不向き。

そんななか、マスカットの華やかな香りとみずみずしさを持つマスカット・オブ・アレキサンドリアは、そのまま食べてもおいしく、ワインにしてもおいしいという珍しいぶどうなのです。

また、マスカット以外のぶどう品種も、白い花や柑橘類などを感じさせる香り立ちのよいものばかり。

酸味もそれほど強くなく、すっきりとした辛口の白ワインなのであっさりした料理や和食と合わせても楽しめます。

・赤ワインは苦手
・食事のお供になるワインを飲んでみたい

という人におすすめの銘柄です。

軽やかなスペインのロゼ「メスタ テンプラニーリョ ロゼ オーガニック」

by カエレバ
生産者 ボデガス・フォンタナ
ぶどう品種 テンプラニーリョ100%
相性のよい料理 中華、肉料理、魚料理
参考価格 970円

EPAの発効に合わせて、2019年の2月26日に発売されるスペインのロゼワイン。

造り手である「ボデガス・フォンタナ」というワイナリーは、自然を守るために化学肥料や余計なエネルギーを使わないオーガニックなワインづくりをしています。

ワイナリーの醸造責任者も、世界で一番名誉のあるワインの難関資格、「マスター・オブ・ワイン」に2002年当時最年少で合格したサム・ハロップというワインコンサルタントという豪華さ。

サム・ハロップは、世界各地でワイナリーのアドバイザーをしているワインのプロでありながら、じつは日本酒の普及にも熱心で、世界最大のワインコンペティションである「インターナショナルワインチャレンジ」に、「SAKE部門」を作った立て役者でもあります。

普段生活していても「ワイナリー」や「醸造責任者」なんて自分とは無関係に感じるものですが、調べてみるとこうした共通点が見つかるのも、ワインのおもしろさです。

新発売されるメスタのロゼは、フレッシュないちごや花の香りを感じられる軽やかなワイン。

赤ワインよりもタンニンが控えめで、白ワインよりもコクのあるロゼワインは、どんな料理とも合わせやすい料理の引き立て役です。

意外かもしれませんが、ロゼワインは中華料理との相性もよいので、色々な料理と合わせてみましょう。

ピンク色のきれいな見た目と料理との合わせやすさもあいまって、お花見のシーズンにもってこいの1本です。

また、そもそも定価が1,000円以下なのに、3月の価格改定に合わせてさらに値引きされる予定なので、コスパも抜群。

・赤ワインは渋くて苦手だけど、かといって白という気分でもない
・パーティーやイベントで映えるワインが欲しい

という人は、赤や白ではなくロゼワインを選んでみてはいかがでしょうか。

シャンパンと同じ製法で造られたスペインの泡「ラ・ロスカ ブリュット」

by カエレバ
生産者 ラ・ロスカ
ぶどう品種 マカベオ40%:チャレロ40%:バレリャーダ20%
相性のよい料理 寿司や天ぷらなどの和食
定価 1,040円

ラ・ロスカ ブリュットは、スペイン産のカバです。

一般的に、スパークリングワインの製法は、白ワインに炭酸を注入したものと、瓶詰めしてからじっくりと瓶内で発酵を進める「瓶内二次発酵」という方法にわけられます。

瓶内二次発酵方式は炭酸を注入する方法に比べて手間のかかる製造法ですが、その分豊かなコクや細かな泡立ちの素晴らしいスパークリングになるのが特徴です。

世界で一番有名な「シャンパン」も、瓶内二次発酵で造られています。

「カバ」は、そんなシャンパンと同じ瓶内二次発酵で造られたスペイン産スパークリングワインのこと。

じつは、フランスの法律で「シャンパン」という名称を使っていいのは、フランスの限られた地域で造られた、瓶内二次発酵の高品質なスパークリングワインだけです。

シャンパンと全く同じ製法でも、スペインで造られたものはシャンパンと名乗ることはできません。

そのため、スペインでは「カバ」、シャンパーニュ地方以外のフランス国内で造られたものは「クレマン」など、それぞれ違う呼び名がついています。

ただ、名前は違っても製法は同じ。

「コスパのよい泡が飲みたいならカバを飲め」といわれるほど、カバは安くておいしいものが多いハイコスパスパークリングです。

ラ・ロスカ ブリュットは、酸味のある果実や青りんごのフレッシュで爽やかな香りを持ったカバ。

出荷するまえに9ヶ月間熟成させているため、卵やバターをたっぷり使って作るフランスの伝統的なお菓子、ブリオッシュを思わせる香ばしい香りもします。

白ワインに近い味わいなので料理とも合わせやすく、コクがあるため泡だけで飲んでも楽しめる一本です。

・シャンパンと同じ製法のスパークリングワインを飲んでみたい
・気軽に飲めるスパークリングワインが欲しい

という人は、ラ・ロスカ ブリュットを試してみましょう。

サントリー

安くなるワインの数 値引き率
69種類 1%~11%

お酒に弱い人も安心して飲めるフランスの赤「ヴュー パープ フランス(赤)」

by カエレバ
生産者 カステル
ぶどう品種 カリニャン:グルナーシュ
相性のよい料理 ステーキ、トマト・チーズを使った料理
定価 不明(600円未満)

ヴュー パープは、フランス国内で販売数量ナンバーワンのテーブルワインです。

日本では2001年から「ヴュー パープ」という名前で販売されていますが、EPAの発効を機にワインの中身とパッケージのリニューアルが決定。

しっかりと熟したダークチェリーにブラックベリーなど、なめらかな舌触りと果実の豊かな風味を楽しめる赤ワインに仕上がっています。

発売日は3月5日、内容量も250mlと少なめなので、

・あまりお酒に強くないから少しだけ試してみたい
・ボトル1本買うのはちょっとな

という人にもおすすめです。

ほどよい酸味で飲みやすい「ヴュー パープ フランス(白)

by カエレバ
生産者 カステル
ぶどう品種 シュナン・ブラン:ユニ・ブラン
相性のよい料理 生ハムや白身魚のソテーなど
定価 不明(600円未満)

ヴュー パープシリーズの白ワインは、ライムやりんご、パイナップル、桃などのよく熟した果実の香りを楽しめる白ワイン。

口当たりがよく、酸味も控えめなので、ワインの味わいに慣れていない人でも楽しめます。

・財布に優しいワインが飲みたい
・白ワインがどんなお酒か試してみたい

という人におすすめです。

優しい口当たりの甘口白ワイン「マドンナ・リープフラウミルヒ」

by カエレバ
生産者 P.J.ファルケンベルク
ぶどう品種 ミュラー・トゥルガウ:リースリング:シルヴァーナー:ケルナー
相性のよい料理 日本料理、モッツァレラチーズなど
定価 1,310円

リープフラウミルヒは、1972年から日本で流通している国内一有名なドイツワイン。

「ドイツワインといったらマドンナ」というイメージがあるほど親しまれていて、なんと製造元であるドイツのワイナリーは100年以上続いています。

リープフラウミルヒ(聖母の乳)という名前の通り、もともとドイツのヴォルムスという町にあった聖母教会の修道僧が造ったワインで、ほとんど酸味のない優しい口当たりが大きな特徴。

ワインの酸っぱさが苦手な人におすすめの銘柄です。

アルコール度数が14%前後の赤ワイン、12%前後の白ワインに比べてアルコール度数も低く、9%しかないためお酒に弱い人でも楽しめます。

コルクではなくスクリューキャップなので、飲みきれなかったらキャップを閉めて冷蔵庫等で保管できるのもポイント。

・酸っぱいワインが苦手
・甘めのワインを飲んでみたい

という人は、マドンナのリープフラウミルヒを試してみましょう。

エノテカ

安くなるワインの数 値引き率
61種類 2.8%~18.6%

ボルドーを知りたい人におすすめの「シャトー・ジレ・ルージュ」

by カエレバ
生産者 シャトー・ジレ
ぶどう品種 |メルロー60%:カベルネ・ソーヴィニヨン30%:カベルネ・フラン10%
相性のよい料理 ビーフシチュー、チキンのトマト煮など
定価 1,728円

150年以上もフランスのボルドー地区でワインを造り続けている、老舗ワイナリーが手がけるデイリーワインです。

ボルドーブレンドと呼ばれるメルローとカベルネ・ソーヴィニヨンを中心としたブレンドになっていて、なめらかさの強いメルローの比率が高いため、素朴な口当たりに仕上がっています。

カシスやプラム(洋梨)などのフレッシュな香りとバランスの取れた酸、なめらかな舌触りは、「ボルドーワインを体験してみたい」という方にうってつけ。

・ワインのことを勉強したい
・自分の好みを見つけるために味や香りの基準になるようなワインを飲んでみたい

という人におすすめのワインです。

1,000円台の高コスパカバ「サングレ・デ・トロ・カヴァ・ブリュット」

by カエレバ
生産者 トーレス
ぶどう品種 チャレッロ40%:マカベオ35%:パレリャーダ25%
相性のよい料理 生ハム、サラダなどのあっさりした食事
定価 1,944円

雄牛のシンボルが特徴的なスペインのカバ。

スーパーやデパート等でワイン売り場を探検したことがある人なら、なんとなくラベルに見覚えがある人も多いでしょう。

それもそのはず、サングレ・デ・トロ・カヴァ・ブリュットを造っているトーレス社は、スペインで140年以上の歴史を持った老舗のワイナリー。

全世界100カ国以上にワインを提供している、スペインワインの巨塔なのです。

サングレ・デ・トロ・カヴァ・ブリュットは、そんなトーレス社が初めて手がけたカバ。

有名なぶどう品種ではなく、その土地に根ざした土着品種の個性をうまく引き出しており、1,000円台にも関わらずレベルの高い味わいにまとまっています。

グレープフルーツやレモンなどのフレッシュな果実、白い花のかぐわしい香りと、豊かな余韻が特徴で、あっさりした味付けの料理とも合わせやすいです。

・1,000円未満のワインより少しよいスパークリングを飲んでみたい
・土着品種が気になる

という人におすすめできます。

デザイン性抜群のカバ「プロジェクト・クワトロ・カヴァ」

by カエレバ
生産者 クロ・モンブラン
ぶどう品種 マカブー40%:チャレッロ40%:パレリャーダ15%:シャルドネ5%
相性のよい料理 蒸し鶏、生ハムなど
定価 2,052円

「クワトロ」という名前の通り、土着品種と有名品種合わせて4種類のぶどうを組み合わせて造られたカバ。

シルバーのスタイリッシュなボトルデザインは、華やかなパーティーや恋人とのディナーにもうってつけです。

生産者であるクロ・モンブランは、美食の都として知られるカタルーニャの星付きワインでも取り扱いのある実力派。

1,000円台で収まるプロジェクト・クワトロ・カヴァですら、ワインに使うぶどうを手作業で収穫するなど、一切の妥協なしで造っています。

瓶内二次発酵の上に18ヶ月から24ヶ月熟成させているため、安いスパークリングワインにありがちな刺々しい酸味とも無縁です。

甘いりんごやハーブなど、複数のぶどうを使ったことで生まれた複雑な香りが特徴で、クリーミーな泡とキレのよい酸味が口のなかに長く残るコスパのよいカバとなっています。

・複雑な香りのワインを楽しみたい
・熟成期間の長いカバが飲みたい

という人におすすめの銘柄です。

サッポロ

安くなるワインの数 値引き率
74種類 2%~17%

スパイシーで濃厚な南仏らしい赤ワイン「ラ・キュベ・ミティーク」

by カエレバ
生産者 ヴィナディス
ぶどう品種 シラー:グルナッシュ:カリニャン:ムールヴェードル:シラー
相性のよい料理 ハンバーグ、たれ味の焼き鳥、うなぎの蒲焼など
定価 1,944円

価格の高騰が続いているフランス国内で、コスパの優秀なワインを多数提供しているのがラングドック・ルーションを中心とした南仏エリア。

ラ・キュベ・ミティークは、「ヴィナディス」と呼ばれる2,500もの農家の集まりから、とくによいぶどうやワインだけを選んでブレンドした銘柄です。

ぶどうの出来に納得できない年度はワインを発売しないなど、品質の維持に強いこだわりを持っています。

南フランス特有のぶどう品種であるグルナッシュ、カリニャン、ムールヴェードル、シラーをブレンドして造るため、香りも複雑で濃厚な味わいです。

また、ワインを木樽で熟成させるため、独特の樽香や黒胡椒の香りもします。

濃いチェリーやプラム(すもも)の香りが豊かで、味も香りも力強いワインです。

同じフランスでも、タンニンや酸味の強いボルドーのワインに比べてまろやかなので、赤ワインの味にまだ慣れていない人でもおいしくいただけるでしょう。

ちなみに、管理人がワインにはまったきっかけも、南仏らしいスパイシーでセクシーな1,000円ちょっとの赤ワインと出会ったことでした。

・ワインってあんまり好きじゃないんだよな
・濃厚なワインが飲みたい

という人に、ぜひ飲んでほしいワインです。

シャンパンではないけど本格派の「ポール・ルイ」

by カエレバ
生産者 C.F.G.V.
ぶどう品種 シュナン・ブラン
相性のよい料理 スモークサーモン、クリームチーズなど
定価 1,598円

ピンク色のかわいいラベルを持ったポール・ルイは、フランスのロワールという地方のスパークリングワイン。

シャンパンやカバと同じ瓶内二次発酵方式で造られており、一般的なシャンパンの半額以下の値段なのに本格的な味わいを楽しめます。

ワインに使われているシュナン・ブランというぶどう品種は、造り手の工夫や土地によって辛口から甘口、泡、極甘口の貴腐ワインまでさまざまな味わいに変化するぶどうです。

繊細で複雑な味わいが特徴で、りんごやはちみつ、花などの甘く華やかな香りを持っています。

ワインを手がけているのはロワール地方でも名門と名高い「メゾン・ヴーヴ・アミョ」というワイナリー。

日本向けの商品はかわいらしさを際立たせるためにピンク色のオリジナルラベルを採用していますが、味わいはフランスの正統派そのもの。

・デザインがかわいくなきゃ嫌
・見た目がかわいくても味や香りのレベルが低いのは嫌

どちらの要望にも応えてくれるため、おしゃれな女子会でもワイン好きが集まるパーティーでも活躍してくれるスパークリングワインです。

とにかく安くて甘い泡が飲みたいなら「アスティ・スプマンテ」

by カエレバ
生産者 マルティーニ
ぶどう品種 モスカート・ビアンコ100%
相性のよい料理 タルト、ジェラートなど
定価 不明(オープン価格)

手頃な価格と甘めの味わいで、女性を中心に大人気のアスティシリーズ。

イタリアで生まれたマルティーニ社のスパークリングワインのなかで、アスティ・スプマンテはナンバーワンのシェアを誇ります。

欧米諸国でもっとも売れているパーティスパークリングとしても有名です。

ちなみに、「スプマンテ」というのは「発泡性ワイン」という意味。

アルコール度数は8%未満なので、ちょっとしたチューハイや度数高めのビールと同じくらい気軽に楽しめるでしょう。

リーズナブルなアスティ・スプマンテですが、じつはかなり本格的な方法で造られています。

1,000円前後で手に入るリーズナブルなスパークリングワインの多くは、発酵を促すためにショ糖などを加えているものが多いです。

しかし、アスティ・スプマンテはじっくり時間をかけてぶどうを発酵させることで、豊かな香りや果実の甘みを引き出しています。

マスカットやフレッシュな果実の爽やかな香り、はつらつとした炭酸、そして後を引かない適度な甘みの組み合わせが魅力的なスパークリングワインです。

・気軽に飲める値段で、甘くておいしいスパークリングワインが飲みたい
・どこでも売ってるやつがいい

といった人におすすめします。

イオングループ

安くなるワインの数 値引き率
最大330種類 約10%
  • イオン
  • イオンスタイル
  • マックスバリュ

など、全国に3,000店舗を構えるイオングループでも、2月1日からヨーロッパワインを値下げ中。

企業規模の大きさを活かしてワイン販売を手がけているイオンは、EPAの発効前から少しずつ海外直輸ワインの比率を高め、よりリーズナブルなワインのラインアップを増やしています。

スーパーのワインは品揃えや味わいに難のあるものも少なくありませんが、イオングループは価格なりにおいしいものも多いです。

近くにイオンの店舗があるなら、一度ワインコーナーを覗いてみましょう。

お手頃価格の正統派ボルドー「シャトー・カンペ」

シャトー・カンペ フランス 赤 フルボディ

生産者 シャトー・カンペ
ぶどう品種 メルロー:カベルネ・ソーヴィニヨン:カベルネ・フラン
相性のよい料理 ローストビーフ等の牛肉料理
定価 1,814円

1,000円以下で手に入るボルドーワインは、歯や舌がギシギシするほどタンニンが強かったり、風味のバランスが崩れていておいしく楽しめなったりするものが少なくありません。

しかし、2,000円以下という価格なら、ボルドーらしさのわかるおいしい赤ワインも手に入ります。

シャトー・カンペも、お手頃価格でボルドーらしさを味わえるワインのひとつ。

なめらかさの強いメルローが主体の赤ワインなので、ヴィンテージの若いボトルでも落ち着いたとっつきやすい味わいです。

しっかりとしたカシスやフルーツ、焼き立てのトーストを思わせる香ばしさ、木樽の香りなどを楽しめます。

・飲みやすいボルドーワインにチャレンジしたい

方におすすめです。

食事と合わせやすいフランスの白「ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ・シュルリー」

ミュスカデ セーヴル エ メーヌ シュール リー2015 / プレシー デュヴァル フランス 白 辛口

生産者 プレシー・デュヴァル
ぶどう品種 ミュスカデ
相性のよい料理 和食、マリネなど
定価 1,058円

ミュスカデは、フランスのロワール地方でよく使われるぶどう品種。

この地方のワイン造りは少し変わっていて、通常ならすぐに除去してしまう澱(ぶどう果汁を発酵させている最中に出てくる不純物)を、あえて数ヶ月ワインと一緒に寝かせることで、ワインのうまみやコクを増しています。

シュール・リーと呼ばれるこの手法で造られたロワールの白ワインは、新鮮な果実や柑橘系の香りと、食事の邪魔にならないすっきりとした飲み口、そして飲み飽きない少しのミネラル感を持つのです。

イオンが販売しているプレシー・デュヴァルのミュスカデは、税込み1,000円ちょっとという価格ながら、食事と合わせても単体で飲んでも楽しめます。

香りも味わいも控えめなので、濃ゆうま系のワインが苦手な人は一度試してみてはいかがでしょうか。

・すっきり、さっぱりした白ワインがいい
・お手頃価格で本格的な白ワインを飲んでみたい

という人向きのワインです。

安旨ワインの決定版「パトリアレ・ヴィーノ・ロッソ ディターリア」

パトリアレ・ヴィーノ・ロッソ ディターリア/ピッチーニ イタリア 赤 フルボディ

生産者 ピッチーニ
ぶどう品種 プリミティーヴォ:モンテプルチアーノ:ネロダーヴォラ:メルロー
相性のよい料理 トマトソース、ピザなど
定価 1,274円

パトリアレ・ヴィーノ・ロッソ ディターリアは、イタリアの赤ワイン。

世界でもトップクラスのワイン生産国であるイタリアは、土着品種と伝統製法で造る古めかしいワインから一流ボルドーワインにも引けを取らない現代的なワインまで、とにかく個性的なワインが数えきれないほど溢れている国です。

そんなイタリアで広く利用されている4種類のぶどうをかけ合わせて造ったのが、パトリアレ・ヴィーノ・ロッソ ディターリア。

ブラックベリーやチェリー、カシス、プラムといった元気いっぱいの果実香に加えて、コーヒーやレーズン、スパイスなどの複雑な香りを楽しむことができます。

濃厚でまろやか、イタリアの主要品種が持つさまざまな風味を一度で味わえるパトリアレ・ヴィーノ・ロッソ ディターリアは、破格のコスパを誇るワインです。

・以前飲んだイタリアワインがおいしかった
・品質に妥協のない安旨赤ワインを楽しみたい

方におすすめします。

カルディコーヒーファームでは「関税0セール」を開催中

日欧EPA発効記念として、カルディコーヒーファームでは2月1日から2月28日まで「関税0セール」を実施。

各地の店舗で、以下10種類のヨーロッパワインが特別価格になっています。

ヴィア・ディアゴナリス(赤・ブルガリア・1,382円)
セネージ・アレティーニ・キャンティ(赤・イタリア・861円)
コンテドール・スプマンテ グラン・キュヴェ・ブリュット(泡・イタリア・861円)
ペスカ(桃の果汁入りスパークリング・イタリア・807円)
サン・パトリニャーノ・アウレンテ・ロッソ(赤・イタリア・1,078円)
サン・パトリニャーノ・アウレンテ・ビアンコ(白・イタリア・1,078円)
ヴィッラ・マシェッティ・プリミティーヴォ(赤・イタリア・861円)
ヴィッラ・マシェッティ・シャルドネ(白・イタリア・861円)
シャトー・クリネ・ロナン・バイ・クリネ(赤・フランス・1,490円)
シャトー・クリネ・ロナン・バイ・クリネ・ブラン(白・フランス・1,490円)

なんでも酒やカクヤスの「関税撤廃サンキュー5本セットA・B・C」

最短30分で注文したお酒を届けてくれる酒のカクヤスも、EPA発効に合わせてセールを開催。

カクヤスの「金賞ワインセット」に関税0円のヨーロッパワインを1本つけた5本セットを、4,319円で販売しています。

Aセット、Bセット、Cセットでそれぞれラインアップが違うので、味やデザインの好みで選びましょう。

隠れた高コスパ!セブンイレブンのオリジナルワインも最大89円引き

品質の高さで度々話題になる、セブンイレブンのプライベートブランド商品。

じつは、セブンイレブンではプライベートブランドのワインも販売しています。

割引になるのは、以下の3種類です。

セブンプレミアム・ボルドー・メゾンデュアール(赤・フランス・861円)
セブンプレミアム・ビノセント・テンプラニーリョ(赤・スペイン・494円
セブンプレミアム・ビノセント・アイレン(白・スペイン・494円)

最大17%オフ!全国のファミリーマートでもワインを値下げ

全国のファミリーマートでも、2019年の2月2日からヨーロッパワインの値引きがはじまっています。

安くなるのはフランス、イタリア、スペイン産のワイン計14種類。

具体的なワイン名は以下の通りです。

デスパーニュ(赤・フランス・1,196円)
デスパーニュ(白・フランス・1,196円)
クレールドシュッド・カベルネ(赤・フランス・495円)
クレールドシュッド・シャルドネ(白・フランス・495円)
ムートン・カデ・ルージュ(赤・フランス・1,566円)
サッチェンテ・キャンティ(赤・イタリア・950円)
ネロ・ダーヴォラ・DOCシチリア(赤・イタリア・1,570円)
フレシネ・コルドン・ネグロ(泡・スペイン・910円)
フレシネ・セミセコ・ロゼ(泡・スペイン・910円)
ドンロメロ・カヴァ(泡・スペイン・1,080円)
ドンロメロ・ティント(赤・スペイン・589円)
ボルサオ・クラシコ(赤・スペイン・898円)
インペリオ・グランレゼルバ(泡・スペイン・940円)
ヴィニャ・サングリア(赤・スペイン898円)

値下げ幅は、3%から17%。

とくに、スペイン産の高品質なカバである「ドンロメロ・カヴァ」が216円も安くなっているため、狙い目です。

店舗数も多く、時間を気にせずいつでもワインを購入できるコンビニは、仕事帰りや買い物ついでにちょい飲み用のワインを購入するのにうってつけ。

ファミリーマートではmハーフサイズ(375ml入り)のワインも扱っています。

たくさんワインを飲めない人も、ぜひ一度コンビニのワインコーナーをチェックしてみてください。

ゆめタウン・ゆめマート・LECTの計99店舗でワインが最大100種類値下げ

ゆめタウン系列のスーパーでは、2月1日から2月13日までの期間限定で「ヨーロッパフェア」の実施を決定。

最大で100種類のヨーロッパワインを割引価格で購入できます。

割引対象になっているワインを一部紹介すると、

王様の涙(赤/白・スペイン・418円)
カステルバロンドRボルドー(赤/白・フランス・930円)
bボルドー(赤/白・フランス・930円
ムートン・カデ・ルージュ(赤・フランス・1,530円)
メルシャン・プリカッツ(白・ドイツ・1,100円)
モメサン・メルロー(赤・フランス・1,130円)
フレシネ・コルドンネグロ(泡・スペイン・1,130円)
メルシャン・シュワルツカッツゼクト(泡・ドイツ・1,700円)

こんな感じ。

ゆめタウン系列のお店では、ワインだけでなくチーズも割引になっているので、一緒におつまみを買うとよいでしょう。

掘り出し物を探せ!amazonでも「日欧EPA発効記念セール」を実施中!

amazon 日欧EPA発効記念セール

世界ナンバーワンのショッピングサイトであるAmazonでも、ワインの販売が行われています。

そんなAmazonでは、2月1日から3月2日の期間限定で、会計時にワインが最大30%安くなる「日欧EPA発効記念セール」を実施。

2019年の2月5日時点だと、割引対象になっているワインは全部で129種類ありました。

その他、amazon freshでは対象のヨーロッパワインを20%オフで購入できますし、amazonパントリーの対象商品を6点買えば会計が300円安くなるキャンペーンも開催されています。

最大30%の割引は、めったにない大盤振る舞い。

デイリーワインをお得にゲットするチャンスなので、ヨーロッパワインに興味があるならamazonを覗いてみましょう。

赤・白・泡別!管理人のイチオシワイン

赤のおすすめヨーロッパワインは濃厚な「ラ・キュベ・ミティーク」

by カエレバ

今回ご紹介した赤ワインのなかで、ワイン初心者の方にもっともおすすめなのは、南仏の「ラ・キュベ・ミティーク」です。

濃厚でスパイシー、それでいてほんのりとセクシーさの漂う南仏ワインは、赤ワインの酸味や渋みが苦手な人も飲みやすいタイプ。

価格も手頃でお料理とも合わせやすいので、食卓のお供に、単独飲みにと幅広いシチュエーションで活躍してくれます。

ちなみに、ラ・キュベ・ミティークを飲んで「もう少しドライなものが好き」と思った場合は、イタリアの4品種をブレンドした「パトリアレ・ヴィーノ・ロッソ ディターリア」がおすすめです。

白のおすすめヨーロッパワインは甘口の「マドンナ・リープフラウミルヒ」

by カエレバ

ドイツの「マドンナ・リープフラウミルヒ」は、すっきりとした甘口タイプの白ワイン。

酸味がほとんどないので、ワイン特有の酸や味わいに慣れていない人でもおいしくいただけます。

ワインを扱っている店舗ならどこにいっても購入できますし、価格も1,000円前後とお手頃なので、気軽に試せるのもポイントです。

マドンナを気に入ったらドイツの甘口ワインを、「もう少し酸が欲しいな」と思ったら適度なミネラル感と穏やかな酸を持つ、「ミュスカデ・セーヴル・エ・メーヌ・シュルリー」を飲んでみましょう。

スパークリングのおすすめは手頃な「アスティ・スプマンテ」

by カエレバ

日欧EPAの発効でお求めやすくなったスパークリングワインのおすすめは、イタリア「アスティ・スプマンテ」です。

甘くて口当たりが優しいため、ワインの味に慣れていない人でもおいしく飲めます。

アルコール度数も低いので、悪酔いしてしまう心配もありません。

アスティ・スプマンテを飲んで「もっと飲みごたえのあるやつがいい」と感じるなら、1,000円から2,000円クラスのカバがおすすめです。

ワインの説明を見ながら、つぎになにを飲むのか考える時間を楽しみましょう。

EPA発効で安くなったヨーロッパワインの購入はネット通販がおすすめ

ネット通販  

ワインは重くてかさばります。

落としてしまったら割れる危険性もあるので、お店に出向いてまとめ買いするのはかなり大変です。

そこでおすすめしたいのが、ヤフーや楽天、amazonなどのネット通販を利用すること。

購入したワインを自宅まで届けてもらえるネット通販を使えば、重いワインボトルを持ち運ぶ必要はありません。

サイトによってはショッピングポイントも溜められますし、ワインの詳しい説明やレビューを調べたり、価格を比較したりするのも簡単です。

とくに、amazonでは3月2日まで最大30%オフでヨーロッパワインを購入できるお得な割引セールをしています。

ワインをどこで買うか迷ったときは、amazonで少しずつワインを買い足しましょう。