ホワイトデーに恋人と飲みたいおすすめワイン5選

ホワイトデー おすすめワイン プレゼント

おしゃれなラベルや飲みやすいワインは、記念日を盛り上げるのにうってつけのドリンクです。とくに、普段ワインをあまり飲まないというカップルなら、いつも飲まない飲み物を楽しむだけでも雰囲気が出ます。

ただ、おしゃれなラベルのワインや、ワインを飲み慣れない人におすすめできるワインの銘柄がわからないという人は少なくありません。そこで今回は、管理人が個人的に厳選した、ホワイトデーに最適なワインを5つご紹介します。

ホワイトデーはこれを買え!管理人おすすめのおしゃれワイン5選

ホワイトデー お返し おすすめワイン

『ミレジムシリーズ』

by カエレバ
生産者 生産国 価格
富士山ワイナリー フランス・スペイン 1,300円前後

演出家・蜷川幸雄氏の姪っ子がラベルを手がける特別なワイン

ミレジムシリーズは、舞台演出家である蜷川幸雄氏の姪っ子で、写真家の蜷川実花氏とはイトコの関係にある画家兼女優、「蜷川有紀」氏がラベルデザインを手がけたワインのシリーズです。

シリーズは、全部で5種類あります。

ミレジム・ボルドー(フランス・赤ワイン)

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ピノ・ノワール(フランス・赤ワイン)

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シャルドネ(フランス・白ワイン)

by カエレバ

ソーヴィニヨン・ブラン(フランス・白ワイン)

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グルナッシュ(スペイン・赤ワイン)

by カエレバ

フランスやスペインから輸入したワインを、日本の「富士山ワイナリー」で瓶詰めしているのが特徴です。ラベルに描かれた「異国の女」や「輝くバラ」など、5種類のワインはそれぞれラベルが違っていて、どのデザインも力強いタッチでおしゃれ。

ワインの世界では「おしゃれなワインは外れが多い」という傾向があるのですが、ミレジムシリーズは価格以上の味わいを楽しめる本格派。定価1,300円前後なのにも関わらず、樹齢20年を越えるぶどうだけを使っているなど、中身にもこだわっています。

管理人がミレジムシリーズを知ったのはとあるワインイベントでしたが、価格を考えるとびっくりするくらいおいしいです。雑味がなく、赤ワインも白ワインも端正に造られているため、ワイン初心者でもするする飲めるでしょう。

シリーズの「ボルドー」という赤ワインも、若いうちは飲みづらさのあるカベルネ・ソーヴィニヨン主体ではなく、タンニンが優しくて飲みやすいメルロー種のぶどうを中心に造っています。初心者向けのワインシリーズとして、コスパも高くて優秀です。

また、あまり取り扱いがないワインなのもポイント。記念日に開けるワインとして、「希少価値の高いワイン」はうってつけです。

『サン・テステフ・ド・カロン・セギュール』

by カエレバ
生産者 生産国 価格
シャトー・カロン・セギュール フランス 3,800円

世界一有名なハートラベルの赤ワイン

シャトー・カロン・セギュールは、フランスのボルドー地方、「メドック」という地区で「第3級」に格付けされているワイナリー。フランス・ボルドー地方のワインは評価の高い順に第1級から第5級までの格付けがあり、格付けのあるワインとそうでないワインとでは味わいも価格も別格です。

公式な評価は格付け第3級ですが、シャトー・カロン・セギュールで造られるフラッグシップワインは、「サン・テステフという村のシャトー・マルゴー」とも呼ばれています。3級格付けワインの中でも、世界に5種類しかない第1級格付けワインのひとつ、シャトー・マルゴーと並べて称賛されるくらい、優れたワインを生み出すワイナリーなのです。

そんなシャトー・カロン・セギュールは、世界一有名なハートマークラベルの赤ワインでもあります。かわいらしいラベルなので、ワインラヴァーはもちろん全世界の恋人たちが記念日に飲みたいワインとして広く知られているのです。

ただ、カロン・セギュールのファーストラベル(ワイナリーを代表するフラッグシップワインのこと)は、1本2万円を越えてきます。さすがに、飲んだことのないワイン に2万円を出すのはちょっと難しいですよね。

そこでぜひ狙ってほしいのが、ボルドーやブルゴーニュなどの高級ワイン産地で生産している、「セカンドラベル」や「サードラベル」のワインたち。セカンドラベルやファーストラベルのワインは、ファーストラベルのワインとして出荷するのにちょっと品質が足りなかったり、ぶどうの樹齢が若くてフラッグシップワインにはまだ使えないぶどうなどが使用されています。

「サン・テステフ・ド・カロン・セギュール」は、シャトー・カロン・セギュールのサードラベル。1本4,000円程度と、記念日のワインとしては手を出しやすい金額です。

サードラベルといっても、味が悪いわけではありません。むしろ、一流の造り手が手がけたワインなので価格以上の満足感を味わえるワインとして評価されていますし、ラベルと名前を一新して2013年ヴィンテージは、一瞬で売り切れていました。また、サードラベルのワインは、長期熟成できるファーストラベルやセカンドラベルと比べて若いうちから楽しめるという強みがあります。ボルドーのワインですが、飲みやすさを重視して比較的メルローの比率が高くなっているため、ワインの渋みや苦味が苦手な人でも楽しめるでしょう。

ファーストラベルのカロン・セギュールに比べて、ラベルにあしらってあるハートマークも小さいため、堂々とハートマークつきのワインを買うのはちょっと恥ずかしいという男性にもおすすめ。カロン・セギュールのサードワインは生産量が少なく、有名な割に飲んだことのない人も多い銘柄です。

有名なワインに手を出してみたい
せっかくなら本格的な赤ワインを2人で楽しみたい

という人は、ぜひホワイトデーに飲んでみましょう。

『ラクリマ・ディ・モッロ・ダルバ』

by カエレバ
生産者 生産国 価格
ルッケッティ イタリア 実売1,700円前後

芳醇なバラの香りがする珍しいぶどうの赤ワイン

記念日だし、少し変わったワインを飲んでみたい

という人にイチオシなのが、イタリアの生産者、ルッケッティが手がける「ラクリマ・ディ・モッロ・ダルバ」です。

ラクリマ」はイタリアで栽培されている地ぶどうのことで、ぶどうなのにバラの香りのするワインに仕上がります。かなり特殊なぶどう品種なので、イタリアワイン好きや、珍しいワイン好きでないと、そもそもラクリマというぶどう品種があることすら知らないことが多いです。

赤みの強い美しい深紫色をしたワインで、グラスに注いで少し待つとバラの花束を抱えているような華やかな香りが広がります。そんなラクリマですが、ルッケッティのワインは香りだけでなく味わいも抜群。ラズベリーを思わせる酸味と果実の甘さ、少しの塩気があって、熟成に使った木樽やスパイスの香りも楽しめます。

スクリューキャップタイプなのでワインオープナーがなくても開けられますし、バラの香りがするワインは珍しいため、記念日の思い出づくりにも最適です。

なお、ホワイトデーに「キャンディー」を渡すと、「あなたのことが好き」という意味合いになるんだとか。バラの香りがするワインに合わせて、食卓にバラの花を飾ったり、バラの味や香りのついたキャンディーをプレゼントしたりして、記念日を盛り上げてみてはいかがでしょうか。

『ラ・ヴァーグ・ブルーNV』

by カエレバ
生産者 生産国 価格
エルヴェ・ケルラン フランス 2,250円

世にも珍しい「青いスパークリング」

ワインの味や香りに慣れてない人にワインをすすめる場合、さっぱりしたスパークリングワインが一番です。スパークリングワインは、赤ワインや白ワインに比べると少しアルコール度数が低く、シュワシュワしていて飲みやすいというメリットを持っています。辛口のスパークリングならさっぱり飲めますし、甘口のスパークリングならちょっとしたカクテル感覚で楽しめるでしょう。

エルヴェ・ケルランの手がけるラ・ヴァーグ・ブルーNVは、フランスのブルゴーニュという地方で造られるやや辛口のスパークリングワイン。最大の特徴は、世にも珍しい青色をしていることです。

通常、スパークリングは白とロゼが一般的で、たまに赤のスパークリングワイン(イタリアのランブルスコなどが有名)がある程度。

しかし、生産者のエルヴェ・ケルランは、フランス産のソーヴィニヨン・ブランという白ぶどう品種を、フランスの有名ビーチもあるプロヴァンスという地方でスパークリングワインとして仕上げました。もちろん、ぶどうの色だけではきれいな青色にならないので着色料は使っていますが、プロヴァンスの海を思わせる透き通った美しい青色は、パーティーや記念日のワインにぴったり。

みずみずしいグレープフルーツのような香りが強く、フルーティーで飲みやすいスパークリングワインです。

『クール・ド・クレイ・モンルイ・シュール・ロワール・ブリュットNV』

by カエレバ
生産者 生産国 価格
ドメーヌ・ド・クレイ フランス 実売3,000円前後

「愛してる」をまっすぐ伝える本格スパークリング

「クール・ド・クレイ・モンルイ・シュール・ロワール・ブリュットNV」は、フランスのロワールという地方でワイン造りをしている生産者、ドメーヌ・ド・クレイ(ドメーヌとはワイナリーのこと)が手がける白のスパークリングワイン。

「クール・ド・クレイ」シリーズは、シュナン・ブランという甘くてアロマティックな香りのするぶどう100%で造った白のスパークリングだけでなく、ロゼや甘口ワインなども展開しています。全部で5種類あるスパークリングワイン・シリーズのうち、個性的なハートのデザインをあしらっているのはブリュット(白)とロゼの2種類だけ。

特徴的なラベルは、もともと「バレンタインでこのワインを贈りたいから、ハートマークのラベルが欲しい」というお客さんの要望に応えて試しにデザインしたものなんだとか。結局、ワイナリーのオーナーがデザインしたハートマークのエチケット(ラベルのこと)はとても評判がよく、そのまま定番のデザインになりました。

ハートマークの中心をよく見ると、フランス語で「De tout Coeur!(愛してる)」と書かれているので、誕生秘話通り恋人同士の贈り物に最適です。

ちなみに、ワインの造り手であるドメーヌ・ド・クレイは、ロワールという地方で上質なワイン造りをするためにさまざまな工夫をしています。「クール・ド・クレイ・モンルイ・シュール・ロワール・ブリュットNV」も、樹齢50年以上のいわゆる古木(V.V.=ヴィエイニュ・ヴィーニュ)と呼ばれるぶどうだけを使っているのが特徴。樹齢を重ねたぶどうの樹は、地下深くまで根っこを伸ばして地中の栄養や水分を吸収します。時間をかけて熟成した古木のワインは、樹齢の若いワインにはない果実の凝縮感や香りの複雑さを持つとされているのです。

ドメーヌ・ド・クレイでは、そんな古木のワインをシャンパーニュと同じ「瓶内二次発酵」方式ででスパークリングワインに仕上げています。特定の地域で造られ、厳しい条件をクリアした瓶内二次発酵のスパークリングは「クレマン」と呼ばれるのですが、通常のクレマンでも9ヶ月から12ヶ月熟成させて出荷するところを、「クール・ド・クレイ・モンルイ・シュール・ロワール・ブリュットNV」は36ヶ月、つまり3年以上も寝かせてから出荷するという徹底ぶり。とても高品質なスパークリングワインなので、きめ細やかで長く続く泡と、しっかりしたコク、フルーティーなぶどうの香りを楽しめます。

ワイナリーで生産されているワインの90%以上は、フランス国内で消費されているため、日本での取り扱いはそれほど多いわけではありません。ただ、上質なスパークリングワインはかすかな苦味やコクがうまくバランスを取っていて、泡が抜けてもおいしい白ワインとして楽しめるほどレベルが高いため、本格的なスパークリングワインを飲んでみたいという人におすすめです。

番外編:貴腐ワインを使った最高級のレーズンチョコレート

by カエレバ
生産者 生産国 価格
ヴェルディエ フランス 2,000円~3,000円

ワインではないのですが、ワインに関連するおすすめのプレゼントとして、ぜひ知っておいていただきたいのが「レザンドレ・オ・ソーテルヌ」というチョコレートです。レザンドレとは、フランス語で「黄金のぶどう」という意味。ソーテルヌは、「世界三大貴腐ワイン」として知られる、「ソーテルヌ」という貴腐ワインのことを指します。

じつはこの商品、小さいサイズで数千円から数万円する超高級貴腐ワイン、ソーテルヌに厳選した干しぶどうを漬け込み、そのレーズンをカカオ70%という苦めのチョコレートでコーティングした、とても珍しいチョコレートなのです。

ソーテルヌへの漬け込みもチョコレートコーティングも、すべて職人による手作業という高級チョコレート。豊かな香りのするソーテルヌワインに漬け込んでいるため、ひとくちかじると口のなかいっぱいに甘口ワインの風味が広がります。レーズンとソーテルヌワイン、ソーテルヌワインとチョコレート、そしてレーズンとチョコレートの相性もいいため、チョコ好きにとってはたまらない逸品なのです。

さらに、高級ワインであるソーテルヌを使ったレザンドレ・オ・ソーテルヌは、ワインと同じように寝かせると熟成します。買ってから室温(20度以下)で保存しておくと、さらにやさしい味わいになるのも特徴。内容量によってボックス型やミニボトル入り、たっぷり240g入った大きめのボトル入りといくつか種類があるので、予算やチョコ好きの度合いに合わせて選ぶといいでしょう。

ちなみに、レザンドレ・オ・ソーテルヌはとくにシャンパンとの相性がいいとされています。今回ご紹介したワインのなかだと、「クール・ド・クレイ・モンルイ・シュール・ロワール・ブリュットNV」と合わせてみると、ワインとチョコレート両方を楽しめるのでおすすめです。

まとめ

せっかくのホワイトデーに、いつもと同じデートを楽しむのも面白みがありません。2人の思い出をつくるため、記念日をより楽しむために、おしゃれなワインやおいしいワインを利用して、普段とは違う1日を楽しんでみてください。