【2019年2月】1,000円台で飲める!おすすめカベルネ・ソーヴィニヨンの赤ワイン7選

カベルネ・ソーヴィニヨン 赤ワイン おすすめワイン7選

カベルネ・ソーヴィニヨンは、豊かなタンニンと複雑な香り、ガツンとした味わいの重厚さで全世界のワインラヴァーから愛されているぶどう品種です。ただ、赤ワインを代表する品種だけあって、安いものから高いものまで、旧世界から新世界までありとあらゆる価格と産地のカベルネ・ソーヴィニヨンが販売されています。

そこで今回は、1,000円台で飲める、安くておいしいおすすめのカベルネ・ソーヴィニヨンを7種類ピックアップしました。

今日はしっかりした赤ワインを飲みたいな
コスパのいいカベルネ・ソーヴィニヨンのワインを知りたい

という人は、ぜひ参考にしてください。

1,000円台で手に入る!安くておいしいおすすめCSのワイン7選

『クリムゾン・ランチ カベルネ・ソーヴィニヨン』

by カエレバ
生産者 生産国 価格
マイケル・モンダヴィ・ファミリー・エステート アメリカ・カリフォルニア州 1,944円

デイリーワインに最適な濃ゆうま赤ワイン

クリムゾン・ランチのカベルネ・ソーヴィニヨンは、デイリーワインとして手頃な価格帯でありながら、濃くておいしい赤ワイン

温暖で雨が少ないカリフォルニア州では、安定して高品質なぶどうが育ちます。カリフォルニア州は、アメリカを代表する赤ワインの産地です。そして、カリフォルニアワインの地位を高めた立役者が、カリフォルニアワインの父と呼ばれる「ロバート・モンダヴィ」という男性です。

ロバート・モンダヴィ氏は、超有名&超高級赤ワインとして知られる「オーパス・ワン」をはじめ、数多くの素晴らしいワインを手がけています。そんなロバート・モンダヴィ氏の長男、マイケル・モンダヴィ氏が2004年に設立したのが、クリムゾン・ランチを造る「マイケル・モンダヴィ・ファミリー・エステート」なのです。

マイケル・モンダヴィ・ファミリー・エステートでは、「エム」「アニモ」「エンブレム」「オベロン」「ハングタイム」「スペルバウンド」といったシリーズでワインを造っていて、フラッグシップワインともなると1本3万円以上の値段になります。その中でも、クリムゾン・ランチは、安くて手を出しやすいシリーズです。

辛口・ミディアムボディですが、果実味豊かで甘みがあり、スパイスや木樽、バニラをはじめとした複雑な香りも楽しめます。カベルネ・ソーヴィニヨンのブレンド比率は75%と控えめなので、若くても歯がキシキシするような強烈なタンニンはなく、フルーティーで飲みやすい赤ワインです。

『カリテラ トリビュート・カベルネ・ソーヴィニヨン』

by カエレバ
生産者 生産国 価格
カリテラ チリ 1,966円

安旨ワインをお探しの人向きな濃くてまろやかなチリワイン

カリテラというワイナリーが手がける「トリビュート・カベルネ・ソーヴィニヨン」は、「500円や1,000円未満のワインはちょっと物足りなくなってきた」という人に最適な赤ワイン。

安旨ワインを探す場合、おすすめなのがチリをはじめとした新世界のワイナリーです。人件費や土地代の安い新世界のワインは、品質の割に価格の安いものが多く、1,000円台でもおいしいワインがたくさんあります。

カリテラは、チリを代表するワイナリーである「エラスリス」と、「ロバート・モンダヴィ」が手を組むことで生まれました。スペイン語の造語で「最高の土壌」を意味するカリテラでは、自社畑のぶどうを丁寧に管理し、1本1本のぶどうの質を高めることでよりおいしいワイン造りを目指しています。

そんなカリテラのトリビュート・カベルネ・ソーヴィニヨンは、「トリビュート(記念品・賛辞)」という名前の通り、ワイナリーが持つ自社畑の中でもとくに品質の高いぶどうだけを使った特別なワイン。

カベルネ・ソーヴィニヨン以外にもカルメネールやシラー、プティ・ヴェルドといった複数のぶどうをブレンドしているため、力強い味わいと複雑な香りを楽しめる1本に仕上がっています。

濃くまろやかでタンニンもあり、カカオやハーブなどの香りと、果実の甘みが特徴的なワインです。がっつり飲みたい、栓を抜いてすぐおいしいワインを飲みたいという人におすすめです。

『ティン・ルーフ・セラーズ カベルネ・ソーヴィニヨン』

by カエレバ
生産者 生産国 価格
ティン・ルーフ・セラーズ アメリカ・カリフォルニア州 1,728円

抜群の飲みやすさが魅力的なカリフォルニアのハイコスパ赤

あまり取り扱いの多くないワインですが、アメリカのカリフォルニア州にあるティン・ルーフ・セラーズは、現地で30年以上の歴史を持つワイナリーです。カリフォルニア州でも比較的気温が低いセントラル・コーストなどの地域でワインを育てていて、新世界のワインながらしっかりとした酸があります。

ワインのラインナップは、カベルネ・ソーヴィニヨンのほかにメルローとシャルドネも展開。定員かは1,728円ですが、実際にはもう少し安い金額で販売されているため、1,500円前後で入手できるでしょう。

カベルネ・ソーヴィニヨン以外にシラーもブレンドしており、芳醇な香りやスパイス、キレのある酸を楽しる1本です。酸があるぶんまろやかで、口当たりが優しいので、ひたすら濃いカベルネ・ソーヴィニヨンが苦手な人にもおすすめできます。

『ロス・ヴァスコス カベルネ・ソーヴィニヨン』

by カエレバ
生産者 生産国 価格
ロス・ヴァスコス チリ 1,782円

シャトー・ラフィットの醸造チームが手がける安旨ワイン

ロス・ヴァスコスは、世界にたった5種類しかないフランス・ボルドー第1級格付けワインである「シャトー・ラフィット・ロートシルト」が経営しているチリのワイナリーです。日中は強い日差しで気温が上がり、夜になると太平洋からやってくる冷風で気温が下がる土地で、高品質なワインを量産しています。

シャトー・ラフィットの醸造チームが監督するロス・ヴァスコスのカベルネ・ソーヴィニヨンは、ボルドーのカベルネ・ソーヴィニヨンをお手本にしているのが特徴です。ここまでにご紹介してきた安旨カベルネ・ソーヴィニヨンは、どれもカベルネ・ソーヴィニヨンとほかのぶどうをブレンドした銘柄でしたが、ロス・ヴァスコスはカベルネ・ソーヴィニヨン100%。安いワインは樽熟(オークなどの木樽で一定期間ワインを寝かせる作業)させると、バニラや木樽の香りがついておいしくなるのですが、ロス・ヴァスコスではあえて樽熟をしていません。

シャトー・ラフィットが見極めた理想的なぶどう産地の特性や、質の高いぶどうの特性を表現できるよう、果実の香りがストレートに反映されるステンレスタンクで発酵させています。そのため、カベルネ・ソーヴィニヨンらしいタンニンの強さはあるものの、果実味が強く、味わいも軽やかです。

定価は1,700円台ですが、出荷数が多いため値引き幅も大きく、実売なら1,000円ちょっとで手に入るのもポイント。

500ml入りの少し小さいサイズなら、全国のコンビニでも販売されています。急にカベルネ・ソーヴィニヨンを飲みたくなったり、カベルネ・ソーヴィニヨンと相性のよさそうな料理を作ったりしたときに役立つ、鉄板ワインのひとつです。

『ライオン・クリーク カベルネ・ソーヴィニヨン』

by カエレバ
生産者 生産国 価格
ネイピア・ワイナリー 南アフリカ 実売1,000円~1,500円

急激に注目を集めている南アフリカのおすすめ赤ワイン

新世界のワインは安い、チリのワインはお得だといわれるようになってから時間が経ち、新世界のワインも徐々に値段が高くなってきました。そんな中、チリやカリフォルニアにかわるハイコスパワインの産地として注目を集めているのが、南アフリカです。

ワインって南アフリカでも造れるの?」と思うかもしれませんが、南アフリカ、とくに首都のあるケープタウンでは、年間平均で7度くらいまで気温が下がります。海に面しており、標高1,000メートル以上の高さを持つテーブルマウンテンに囲まれていることから、夏や日中暑くて寒暖差の激しいケープタウンは、ワイン造りに適した土地なのです。

ネイピア・ワイナリーは、フランスワインを目標にワインの改善を続ける老舗のワイナリー。1989年からワイン造りをしていて、ワイナリーのフラッグシップワインは「南アフリカのシャトー・ラトゥールだ」と絶賛されたこともあるほど。世界的なワイン漫画「神の雫」にも登場しており、高級ホテルのワインリストにも採用されるなど、客観的な評価も高いワイナリーです。

そんなネイピア・ワイナリーが手がけるライオン・クリークのカベルネ・ソーヴィニヨンは、シリーズ内でもっともコスパのいい1本。店舗によっては実売1,000円以下で購入できるにも関わらず、チェリーやブルーベリーといった果実の香りと、バランスのいいタンニン・酸を楽しむことができます。

ぶどうの樹齢もおよそ20年とそれなりに古いものを使っているため、若いワインに特有の刺々しさはありません。また、南アフリカは基本的に暖かい地域なので、アルコール度数も14.5度とやや高め。ボリュームたっぷりのワインを好む人、安くても上質なワインを飲みたい人にうってつけのワインとなっています。

『グラン・レゼルバ・カベルネ・ソーヴィニヨン』

by カエレバ
生産者 生産国 価格
ルイス・フェリペ・エドワーズ チリ 1,728円

ほどよいタンニンとドライな味わいが特徴的なコスパワイン

ルイス・フェリペ・エドワーズは、チリのコルチャグア・ヴァレーと呼ばれる地域でぶどう造りをしているワイナリー。ワイナリーの経営は家族で行っていて、企業や資産家などの手が入っていない家族経営のワイナリーとしては国内でも最大級の大きさを誇ります。

「ベストチリワインメーカー」という賞も受賞していて、国内外から評価されている有力なワイナリーですが、日本での知名度はまだそれほど高くありません。ぶどうのよさを活かすため、基本的に手作業でぶどうを収穫しています。チリ国内の輸出量ランキングでもトップ5に入る生産量を誇っているため、赤白問わず高品質なワインをお手頃な値段で購入できるのが強みです。

ワイナリーでは「レイト・ハーベスト」と呼ばれる遅摘みぶどうの甘口ワインシリーズを含め、全部で6つの5つのクラスを設けており、20種類以上のワインを取り扱っています。グラン・レゼルバシリーズは、ちょうど上からも下からも3番目に位置するクラスですが、価格は1,000円台とコスパも優秀。

厳選したぶどうを使っており、フランス産のオーク樽とアメリカ産のオーク樽を使ってワインを熟成させているため、ぶどうの凝縮感と木樽由来の複雑な香りを持っています。

きつすぎず優しすぎないほどよいタンニンと、ややドライな風味を楽しめるおすすめワインです。

『ロシュ・マゼ カベルネ・ソーヴィニヨン』

by カエレバ
生産者 生産国 価格
カステル・ベジエ フランス 1,188円円

フランス国内ナンバーワンのテーブルワイン

ロシュ・マゼは、フランス国内でナンバーワンのデイリーワインを提供するワイナリー。ワイナリーがあるのは南フランスのラングドック地方です。1,000円前後で販売されているフランスワイン、それもカベルネ・ソーヴィニヨンのワインには外れも多いのですが、フランス国内で消費されるテーブルワインを数多く造っている南フランスのラングドック地方には、コスパのいいワインがたくさんあります。

ロシュ・マゼ カベルネ・ソーヴィニヨンも、そうしたテーブルワインのひとつです。ラズベリーやカシスをはじめとしたフレッシュな果実の香りと、タンニンを和らげる木樽の香りが特徴的。

ペットボトル等と同じスクリューキャップなので、ソムリエナイフ等のワイングッズを持っていなくても気軽に楽しめます。全国のローソンでも販売されているため、バランスの取れたカベルネ・ソーヴィニヨンを安く楽しみたい人は、ぜひ一度試してみてください。

まとめ

全世界のワイナリーで造られているカベルネ・ソーヴィニヨン種の赤ワインは、当たり外れが激しいです。ただ、数が多いということは、安いものから高いものまでおいしいワインがたくさんあるということでもあります。

1,000円台で楽しめるワインは今回ご紹介したもの以外にもたくさんあるので、色々なワインを飲み比べて自分なりのお気に入りを見つけましょう。