試飲会の悩みや疑問はこれで解決!ワインの試飲会に関するQ&A
こんにちは。管理人のいろはにほへと(id:winenoiroha)です。
早速ですが、
「ブースに置いてあるワインって自分で注いでいいの?」
「写真を撮るときってひと言断ったほうがいい?」
「テーブルに置いてあるパンって少なくない?なんのためにあるの?」
ワインの試飲会って、謎や疑問の多いイベントだと思いませんか?
そこで今回は、これからワインの試飲会に参加しようと思っている人や、何度かワインイベントに参加したことがあるけど、勝手がよくわかっていないという人に向けて、試飲会のよくある悩みにお答えしていきます。
ワインイベント・試飲会の素朴な疑問と答えのまとめ
Q.ワインのイベント情報ってどこで調べるの?
A.インポーターの公式サイトやまとめサイトで調べましょう
「試飲会に参加してみたいな」
と思った人が最初にぶつかる疑問が、「試飲会の情報ってどこで調べたらいいの?」です。
確かに、普段お店やレストランでワインを楽しんでいても、中々ワインイベントの情報って入ってきませんよね。
試飲会の多くは室内イベントですし、参加できる人数に上限があったり前売り券だけだったりするので、ちょっと参加しづらいです。
基本的に、ワインのイベント情報は、各イベントの主催をしているインポーター(ワインの輸入業者)の公式サイトで発表されています。
有名所では、全国展開している「モトックス」や「エノテカ」など。
※クリックすると公式サイトに移動します。
気に入ったワインを見つけたとき、ボトルの裏側に載っている輸入会社を調べてみるのもおすすめです。
インポーターの公式サイトをブックマークしておくと、各インポーターが主催する小さな試飲会情報もゲットできます。
ただ、忙しいのにインポーターの公式サイトに張り付いているわけにもいきませんよね。
そんなときは、
「地域名 ワイン イベント」
「地域名 ワイン 試飲会」
といったキーワードでネット検索してみましょう。
大きなワインイベントの情報なら、まとめサイトで見つかります。
とはいえ、まとめサイトも万能ではありません。
地方のワインショップやレストランが主催するような小さめのイベントだと、各レストランやワインバーの店舗、Facebookなどでイベントの告知をしていて、まとめサイトには載っていないこともしばしば。
大きなイベントはインポーターの公式サイトやまとめサイトでチェック
地元のワイン会や小さめの試飲会は個別に調べる
ようにすれば、いろいろなワインイベントに参加できます。
Q.ワインバーでイベントに誘われた!参加しても大丈夫?
A.マスターに話を聞いて、雰囲気が合いそうなら大丈夫
ワインバーで飲んでいると、お客さんやソムリエ、マスターと仲良くなってワインイベント等に誘われることもあるでしょう。
ただ、知らない人が主催する知らないイベントって不安ですよね。
参加するかどうか迷ったときは、
きちんとしたイベントなのか
相手を信頼できるか
で判断しましょう。
誘ってきた相手とそれほど仲良くない、またはワイン好きが集まって開く趣味のワイン会などは、相手を信頼できるまで参加を避けたほうが無難です。
インポーターやワインの生産者、ワインショップ等が主催する小規模なイベントなら、安心して参加できます。
ワインバーのマスター等にイベントの雰囲気を聞いてみたり、スマホでイベント情報を調べたりして、信頼できそうだったら参加してみましょう。
Q.試飲会のワインって勝手に注いで飲んじゃいけないの?
A.勝手に注いじゃダメ!スタッフに注いでもらいましょう
試飲会で人気のブースだと、ほかのお客さんがブースのスタッフに話しかけていて、「これを飲みたいです」と話しかけられない場合もあります。
そんな状況でも、ブースに置いてある試飲用のワインを勝手に取って、自分で注いではいけません。
ワインをこぼしたり、ほかの参加者の服を汚してしまったり、グラスを割ったりしたら大変です。
ブースのスタッフが手を離せない状況だったら、スタッフの手があくまで待つか、一旦べつのブースへ足を運んでワインの試飲を楽しみましょう。
ちなみに、「許可なくワインボトルを触ってはいけない」のは、ワインバーやレストランでも同じです。
高級ワインだと、ボトルを手にとって揺らすことで、ワインの底に沈殿させている「おり(タンニンなどが結晶化したもの)」が舞ってワインが濁ってしまうこともあります。
ボトルで注文したものはべつとして、グラスワインのボトルはスタッフに許可を取ってから触りましょう。
Q.当日「これだけは気をつけるべき」っていう注意点は?
A.泥酔厳禁!イベントを楽しみましょう
こちらの記事でも解説していますが、ワインのイベントや試飲会に参加するとき、一番大切なのは泥酔しないこと。
ワインは、香りや見た目、味などをさまざまな角度から楽しめる飲み物です。
ビールのように喉ごし重視で流し込むようなものもありますが、試飲会で提供されているワインは、各インポーターが香りや味に自信を持っている銘柄ばかり。
自分の限界を越えて泥酔すると、ワインもイベントも楽しめませんし、周囲の人に迷惑をかけてしまいます。
香りや味を楽しまず、流し込むのはもったいないです。
せっかく試飲会に参加するなら、家に帰るまで楽しく過ごせるように気をつけましょう。
また、試飲して気に入らないワインがあったとしても、ワインの愚痴やよくない評価を口に出すのは避けるべき。
味覚や好みは人それぞれです。
あなたが嫌いだと感じたワインを、世界で一番好きな人もいます。
自分の好きなものをけなされたら、誰だってうれしいとは思いません。
好みと合わないワインと出会ったときは、吐器へ流したり、ワインの記録アプリ等にメモしたりしてすませましょう。
Q.持っていったほうが便利なアイテムってなにかある?
A.ワイングラスホルダーやコンパクトなカバンがあると便利です
ワインの試飲会は結構込みます。
最低でも、
ワイングラス(試飲用)
当日のパンフレット
吐器がわりの紙コップ
などを手で持って歩くので、荷物が多いと大変です。
ワイングラスを首から下げておける「ワイングラスホルダー」や、邪魔にならないコンパクトなバッグがあると、手をあけておけるのでより楽にイベントを楽しめます。
試飲会に持っていきたいおすすめアイテムは、こちらの記事で詳しく紹介しているので、気になる人はぜひ覗いてみてください。
Q.同じグラスを使いまわしたらワインが混ざっちゃうんじゃない?
A.会場に置いてある水でワイングラスをこまめにゆすげば大丈夫
試飲会では、一人でひとつのグラスをずっと使います。
例えば、味も香りも濃いスペインのテンプラリーニョ(赤ワイン)を飲んだあとに、繊細でしゅわしゅわしているシャンパンを同じグラスに注いだら、色も味も香りも混ざってしまいますよね。
こんな状態では、せっかくのワインも楽しめません。
でも、ある程度しっかりしたワインイベントなら、ワイングラスをゆすぐための水を会場に置いています。
たいていの場合会場内のテーブルに水の入ったボトルやピッチャー、ポット等が置いてあるので、なにか試飲をしたあとは、グラスに水を注いでリセットしましょう。
グラスをゆすいだ水は、ワイン同様会場内の吐器に捨ててOKです。
Q.試飲会のグラスってお持ち帰りOKなの?
A.基本的には帰るときに返却します
「試飲に使ったグラスはお持ち帰りください」
原則、ワイングラスはレンタルです。
受付の近くにグラスの回収場所等が用意されていることが多いので、間違って持って帰らないように返却してから帰りましょう。
ただ、なかには試飲会の受付時にもらったワイングラスを、お土産としてもらえる場合もあります。
グラスをもらえるイベントは、必ず「お土産なので持ち帰っても大丈夫」という説明をしてくれるので、間違えて持って帰ってしまう心配はありません。
Q.ワインの写真を撮りたいんだけど、ひと言断ったほうがいい?
A.マナーとしてひと言断ってから写真を撮りましょう
ワインの記録アプリなどを使っていたり、とくにおいしかったワインを記録しておきたかったりする場合、ワインボトルやワインの説明の写真を撮りたくなりますよね。
でも、できれば無言で撮影するのではなく、スタッフにひと言断ってから写真を撮りたいところです。
「写真を撮っても大丈夫ですか?」と尋ねて、断られることはまずありません。
むしろ、ひと言断っておくだけでワインのラベルがよく見える角度に調整してくれたり、奥のほうにあるボトルをこちら側に並べてくれたりするので、きれいな写真を撮ることができます。
なお、いい写真を撮ろうとブースのまえを長時間独占したり、ボトルを勝手にブース以外の場所へ持っていくのはNGです。
各ブースに置いてあるボトルを、撮るようにしましょう。
ちなみに、おすすめのワインアプリはこちらで紹介しています。
Q.ワインに詳しくないけど問題ない?
A.試飲会はワインに詳しくなくても楽しめます
「ワインに詳しい人ばかりくるだろうし、自分が参加しちゃいけない気がする」と、試飲会に参加するのをためらう人は少なくありません。
でも、ワイン会やワインイベントにワインの知識は不要です。
試飲会は、ワインのうんちくを語る場所ではありません。
ワインについてなにひとつ知らなくても、自分と相性のいいワイン、おいしいと感じるワインと出会えたらそれでOKなのです。
ワインに詳しくない人にとって、試飲会は自分の好きなワインを見つけたり、ワインを好きになったりするための場所。
ワインに詳しい人は、自分なりの経験や知識で、初心者の頃とは違うワインの楽しみ方ができるだけ。
知識の有無で優劣なんてありませんし、ほかの参加者はワインを試飲したり、一緒に参加した人と喋ったりするのに夢中です。
おいしいと思ったワインを見つけたら、ブースに立っているスタッフに「これってどんなワインなんですか?」「似たような味のワインってほかになにがありますか?」と聞いてみましょう。
Q.気に入ったワインばっかり飲んでもいい?
A.もちろん大丈夫。でも、せっかくなら違うワインも試しましょう
とくにお気に入りのワインを見つけたら、同じワインを何度か試飲しても構いません。
ワインは、栓を抜いてから空気に触れると、少しずつ酸化して香りや味わいが変わっていく飲み物です。
まったく同じワインでも、封を切った直後と試飲会の終了直前に飲むと、少し違う味を楽しめます。
ただ、せっかくの機会です。
同じ銘柄のワインばかりではなく、いろいろな種類のワインを試してみましょう。
例えば、気に入ったワインと同じ国のワイン、同じぶどうのワイン、同じ造り手のワインなどを探してみると、新しいお気に入りワインが見つかるかもしれません。
いくつか飲み比べてみたら、「自分はこういう方向性のワインが好きなんだな」という好みも把握できるようになります。
自分の好みさえわかっていれば、ワインショップでワインを買うとき、「どれを買ったらいいんだろう」と困ることはありません。
試飲会によっては、まったく同じ造り手が同じぶどうで仕込んだ、ヴィンテージ違いのボトルを試飲できる場合もあります。
同じワインでも造られた年が違うとどういう差があるのか、なども試してみると楽しいですよ。
Q.テーブルに置いてあるパンってなんなの?
A.お口のなかをリセットするためのおつまみです
ワインの試飲会では、会場内にちょっとしたおつまみが置いてあることが多いです。
一番メジャーなのは、フランスパンなどのパン。
パンやおつまみは定期的に補充されるので、置いてあるものは好きに食べてしまって構いません。
ただ、会場内に置いてあるパンは、基本的にお腹を満たすものというより、口のなかをリセットするためのもの。
フランスパンのように固いパンをよく噛んで食べると、唾液がたくさん出ます。
唾液とシンプルなパンの味わいで、ワインばかり楽しんで疲れている嗅覚や味覚をリセットできるのです。
適度にパンを食べながら試飲をすると、ワインごとの特徴を楽しむことができます。
まとめ
参加したことがない人も、何度か参加したことも、意外と知らないことの多い試飲会の謎。
今回は、ワインイベントや試飲会で意外と説明してもらえない素朴な疑問に答えました。
とはいえ、ワインの試飲会はワインを好きになったり、好きになったワインをもっと楽しむためのイベントです。
知識がなくても十分楽しめるので、機会があればぜひ一度近所のワインイベントに参加してみてください。
ワイン会初心者もこれで安心!ワインイベント・試飲会の流れを解説
こんにちは。管理人のいろはにほへと(id:winenoiroha)です。
ワインの試飲会に興味があっても、
「どういうふうにイベントを回ればいいかわからない……」
「ワインのイベントや試飲会ってどんな感じで進むの?」
といった不安から参加するのをためらってしまう人、意外と多いのではないでしょうか。
じつは、管理人も初めてワインの試飲会に参加するときは緊張と不安で胸がいっぱいでした。
そこで今回は、「初めてのイベントで恥をかいたり失敗したりしたくない」「どういうイベントかわからないと不安」といった人のために、ワインイベント・試飲会の流れをご紹介します。
簡単7ステップ!ワインイベント・試飲会の流れとは
一般的なワインイベント・試飲会の流れは以下の通りです。
試飲会の流れ |
---|
1. チケットを購入 |
2. ワインイベント・試飲会の会場でチケットを見せる |
3. 受付でワイングラス・紙コップ(吐器)・当日の資料をもらう |
4. 会場に入ったら気になるブースを回ってワインを楽しむ |
5. ワインやほかの参加者との情報交換も忘れずに |
6. 気に入ったワインを注文する場合は受付に注文票を渡して帰ろう |
7. 帰って休む |
早速、順場にそれぞれの流れを見ていきましょう。
1.チケットを購入
ワインイベントへ参加するにあたって、最初に必要なのが「入場チケットの購入」です。
有料制のワインイベントや試飲会は、たいていの場合チケットの事前販売をしています。
当日券より前売り券のほうが数百円ほど安いですし、なかには当日券のない試飲会もあるので、試飲会に参加するなら前売り券を購入しましょう。
ただ、前売り券をどうやって、どこで購入できるかはイベントによってまちまち。
例えば、大手のインポーター(ワインの輸入業者)が主催する大規模なワインイベントの場合、
チケットの購入方法 |
---|
ネットで事前購入可能(当日は購入後に送られてくる紙のチケットや、QRコード等を見せるだけ) |
クレジットカード払い・コンビニ払いにも対応 |
など、全国どこからでも購入できることがほとんどです。
ただ、規模の小さいイベントや、地元の業者が主催の試飲会だと、
チケットの入手がちょっと難しいイベントもある |
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ワイナリー・協力している飲食店などでチケットを直接購入 |
フェイスブック等のSNSで参加者を募り、人数が集まったら締め切り。支払いは当日会場で |
といった場合も。
小規模なイベントであればあるほど、チケットの入手方法は限られてきます。
大きめのイベントなら当日券があることも多いので、飛び入り参加でも大丈夫。
当日、会場の受付でお金を払えばOKです。
定員が数十名程度のワインイベントはローカルルールがある場合もあるので、試飲会に慣れるまでは、定員が100名以上だったり、100種類近いワインを試飲できたりするような大きなワインイベントに足を運ぶことをおすすめします。
2.ワインイベント・試飲会の会場でチケットを見せる
つぎのステップは、試飲会の当日遅刻しないよう会場へいき、受付でチケットを見せること。
ワインのイベントは、「○時~○時」と会場と閉場の時間だけが決まっているタイプが多く、時間内であればいついっても入場できます。
ただ、人気のあるワインやレアなワインは試飲会の前半になくなってしまうこともありますし、演奏会やお得な抽選会がおこなわれることもあるので、なるべく早めに会場入りしましょう。
受付での手続き自体は、緊張するようなものではありません。
会場までいって、受付に並んで、事前購入したチケットを見せるだけ。
当日券を購入する場合、受付で直接お金を払います。
3.受付でワイングラス・紙コップ(吐器)・当日の資料をもらう
受付でチケットの提示や支払いが終わったら、いよいよ入場です。
でも、ワイングラスがないとワインの試飲はできませんよね。
そのため、受付をしたら、
・ワイングラス
・吐器がわりの紙コップ
・当日の資料
を渡されます。
受付の人から資料を渡されて「グラスはあちらです」と案内されることもあれば、会場がホテルでホテルスタッフからグラス等を渡してもらえる場合もありますが、「入場前に必要なグッズをもらう」のは同じです。
また、試飲会で使えるワイングラスや吐器は原則一人ひとつなので、なくしたり落としたりしないよう注意しましょう。
イベントによっては、落としても割れないプラスチック製のグラスを使っていることもありますが、管理人の経験だと1脚1,000円くらいするグラスを使えるイベントもありました。
ちなみに、お高めのワイングラスを使うイベントだと、「試飲に使ったグラスをそのままプレゼント」なんてこともあります。
大きなワインイベントでも、参加料は高くて5,000円くらい。
5,000円払って100種類以上のワインを楽しみ、グラスまでもらえると考えたら、飲みにいくよりずっとお得ですよね。
4.会場に入ったら気になるブースを回ってワインを楽しむ
ワインイベントや試飲会の会場には、各インポーターが自社のワインを並べているブースがあります。
イメージとしては、デパートで開かれる物産展みたいな感じ。
ブースの位置や当日試飲できるワインなどについては、受付でもらう資料に載っているので、好きなタイミングで確認しましょう。
端っこのほうから順番にブースを回っていくのもいいですが、管理人のおすすめは最初に資料に目を通して、気になるワインやブースから回っていくこと。
それと、スパークリングワインやシャンパン、白ワイン、赤ワインの順で飲み進めるのもおすすめです。
味や香りが薄いものから飲んでいけば、ワインの味や香りが混ざりません。
それぞれのブースには当日のおすすめワインが並んでいて、説明書きなどもあるので、じっくり読みながら飲んでみたいワインを選びましょう。
また、各ブースには必ずインポーターのスタッフが立っています。
ワインを注いでもらうとき、またどのワインがいいかよくわからないときは、
「このワインをください」
「おすすめはどれですか?」
と話しかけてみましょう。
「これ」とぶっきらぼうにひと言かけたり、飲みたいワインを指差したりするだけでワインを注いでもらう人もいますが、一般常識としてあまり褒められたことではありません。
ブースに立っているスタッフは、飲食店の店員さんではなく、インポーターの従業員です。
多くの場合、ワインが好きで詳しい専門家ですし、土日開催のイベントなら休日出勤だってしています。
ほかの参加者やブースのスタッフへ敬意を持ち、丁寧に対応するのも、スマートにイベントを楽しむためのポイントです。
5.ワインやほかの参加者との情報交換も忘れずに
ワインイベントやワインの試飲会は、自分以外のワイン好きと交流するチャンス。
無理に他人へ話しかける必要はありませんが、ブースがすいているときにスタッフの人におすすめワインを教えてもらうだけでも、いろいろなことを学べます。
余裕があれば、タイミングを見計らって周囲の参加者やブースのスタッフに話しかけてみましょう。
6.気に入ったワインを注文する場合は受付に注文票を渡して帰ろう
多くのワインイベントやワインの試飲会で、気に入ったワインを当日注文して帰れます。
ワインの注文票は、入場時に受付でもらう資料の最後についていることが多いです。
ワインによってはネットでは未発売だったり、在庫がなかったり、1本だけ購入すると送料が1,000円くらいかかったりすることもあるので、「これおいしい!」というワインと出会ったら、ぜひ購入して帰りましょう。
ワインの購入方法は、名前や住所、購入するワインの名前に本数などを記入し、注文票を受付で提出するだけ。
ただ、
「たくさんワインを楽しんで、帰りにワインボトルを抱えて帰るのって大変じゃない?」
と悩む人もいますよね。
たしかに、割れ物で重たいワインボトルを持ち歩くのは大変です。
気に入ったワインがいくつもあって、何本も購入したらとてもではないですが持って帰れません。
ただ、たいていのイベントは「当日注文票でワインを頼み、自宅に送ってもらう」形式です。
その場で持ち帰れるイベントでも、配送を希望できることが多いので、安心して注文してください。
7.帰って休む
ある意味、ワインのイベントや試飲会へ参加する際、一番大切なのは無事に家へ帰ること。
ワインの試飲会では、普段一度には飲めない数のワインを試飲できます。
試飲なので1種類あたりの量は少ないですが、それでもたくさん試していると酔いが回ってしまうもの。
せっかくワインイベントでおいしいワインや好みのワインを見つけても、帰りに転んで怪我をしたり、泥酔して戻してしまったりしては楽しい思い出も台無しです。
ワインイベントや試飲会に参加するときは、節度を持って楽しみ、怪我なく帰宅しましょう。
また、ワインのイベントでは、ワインに熱中しすぎて水分補給を欠かすことも多いです。
翌日の二日酔いを少しでも軽減するために、帰ったらたっぷりと水を飲んでから休むことをおすすめします。
まとめ
ワインイベントやワインの試飲会に参加するとき、マナーや手順がわからなくて不安になるのは誰だって同じです。
ただ、試飲会のイベント自体はとってもシンプル。
「ワインを試飲して楽しむ」
「気に入ったら買って帰る」
「怪我をせず無事に帰宅する」
だけなので、一連の流れを知っておけば戸惑うことはないでしょう。
ワインの試飲会は、チケットを買えば誰でも気軽に参加できます。
一連の流れを押さえて、初めてのワインイベントを思う存分楽しんでください。
【2019年版】飲んだワインを記録できる!おすすめワインアプリ3選
こんにちは。管理人のいろはにほへと(id:winenoiroha)です。
色々なワインを楽しみたい人にぜひ使ってほしいのが、飲んだワインのエチケット(ラベル)や味を記録できるスマホアプリ。
ただ、ワインの記録用に使えるアプリにもいくつか種類があって、すべてがおすすめできるわけではありません。
そこで今回は、ワイン初心者がまっさきにインストールすべきおすすめのワインアプリ3選を簡単にご紹介します。
- 完全無料&日本語対応で使いやすい『Vinica』
- 世界で一番有名な記録アプリ『Vivino』
- 直感的な操作性が快適な『ワインダイアリー』
- 【番外編】ワインの当たり年がわかる『ワインヴィンテージ』
- まとめ
完全無料&日本語対応で使いやすい『Vinica』
今回ご紹介するワインアプリのなかで、管理人が一番おすすめしたいのが『Vinica』です。
Vinicaは、東京・大阪・名古屋でワインスクールを運営しているワインの世界では有名な会社、アカデミー・デュ・ヴァンが運営しているアプリ。
- アプリを立ち上げて「投稿」ボタンをタップ
- エチケットの写真を撮る(最大6枚記録できます)
- ワインの感想や味わい、香り等を入力して登録
上記のたった3ステップで飲んだワインの記録を残せます。
撮った写真をもとに「あなたが飲んでいるのはこのワインですか?」とワインの名前や産地まで自動で紐づけてくれるため、記録を見返すのも簡単。
80,000人以上のユーザーが登録したワインはデータベース化されていて、ワイン名で検索すれば実際に飲んだ人のワインレビューもチェック可能です。
おもしろいレビューやためになるレビューをする人を見つけたら、SNSのように相手をフォローして、ワインの記録を追いかけることもできます。
ワイン関連のアプリやレビューは、日本国内よりも世界のほうが圧倒的に多く、アプリも英語バージョンのものが少なくありません。
その点、Vinicaは日本語アプリです。ワインを飲んで酔った状態でも、スムーズにワインの投稿や設定等をすることができます。
また、ネット環境が悪い場所でワイン記録の投稿に失敗してしまっても、ネット回線がつながったときに再投稿できる機能も完備。
ほかのユーザーが投稿したワイン記録を確認できる「フィード」画面以外では、広告も表示されません。
ワインの記録を打ち込んでいる最中に広告画面に移ったり、広告がポップアップしてきたりしないので、使い勝手も抜群です。
世界で一番有名な記録アプリ『Vivino』
ワインの記録用アプリを紹介する際、『Vivino』を外すことはできません。
日本語には未対応ですが、英語やフランス語、イタリア語、オランダ語などに対応しており、全世界1,000万人のワインラヴァーが愛用している世界一有名なワインアプリだからです。
アプリとしての機能は、VinicaもVivinoもほとんど同じ。
VivinoもVinicaと同じように、「飲んでいるワインのエチケットを撮影するだけ」でワインの記録を残せます。
自分で写真を撮ったワインの記録だけでなく、ほかの人が飲んだワインの記録を参考にできるのもポイント。
ワインの記録を溜めていくと、「これまでに飲んだワインはどこの国のものが多いのか」なども自動で分析してもらえます。
Vivinoは、基本的な機能を無料で利用可能です。
ただ、月額600円のプレミアム会員になると、Vivinoのデーターベースにあるワインラヴァーのレビューだけでなく、ワイン評論家が下した評価なども参照できるようになります。
アプリが英語対応で、ワインのレビューも英語なので、Vinicaよりレビューの数は豊富です。
日本でレビューの少ないマイナーなワインも、Vivinoで探すと評価が残っていることが多く、英語ができるなら一度試しにインストールしてみるといいでしょう。
直感的な操作性が快適な『ワインダイアリー』
VinicaとVivinoは、「迷ったらどちらかをインストールすればOK」な超定番のワイン記録用アプリです。
ただ、アプリのシンプルさなら、『ワインダイアリー』も負けていません。
もともとiPhone用に作られたアプリなので、android版も直感的で使いやすいデザインになっています。
ただ、VinivaやVivinoと違って、「エチケットの写真から自動でワイン名等を紐付ける機能」がないので要注意。
ワインの名前から造られた国や地域、値段に飲んだ場所、感想など、ワインの記録はすべて自分で入力する必要があります。
そのかわり、記録できる項目はかなり多いです。
「色は○点、味は○点、香りは○点で総合○点」といった詳細なレビューを残せます。
ワインのレビューはアプリ内でほかのユーザーとも共有できるので、他人のレビューを参考にしてワインを評価したり、つぎに飲むワインを決めたりすることも可能。
できるだけシンプルにワインのレビューを残したい、スマホのメモアプリ等ではちょっと物足りないという人におすすめのワインアプリです。
【番外編】ワインの当たり年がわかる『ワインヴィンテージ』
エチケットやラベル、飲んだワインの感想を記録するアプリ以外で、ぜひ使ってほしいのが『ワインヴィンテージ』というアプリ。
ワインはぶどうで醸造して造るお酒なので、ぶどうの出来がよければいいワインになりますし、逆に悪天候が続いてぶどうが不作だと質の低いワインに仕上がります。
年度と国ごとのぶどうの出来を把握していると、ワインを選ぶ際に「○年のどこそこで造られたワインだから、きっとおいしい」といった判断もできるようになるわけです。
ただ、年度ごとのぶどうの出来をすべて覚えておくなんて、けっして簡単なことではありません。
ちなみに、ヴィンテージの評価自体はネットで公開されているので、スマホがあれば気軽に調べられます。
ただ、ネットで公開されているヴィンテージチャートは、多くの場合こんな感じで見にくいです。
フランス | イタリア | スペイン | ドイツ | アメリカ | |
---|---|---|---|---|---|
2016 | ○ | ● | ● | ○ | ● |
2015 | ● | ● | ◎ | ○ | ○ |
2014 | ◎ | ◎ | ○ | ● | ○ |
2013 | ● | ◎ | ◎ | ● | ○ |
※あくまでも参考。実際の評価ではありません。
「この国の、この地域のヴィンテージ評価をピンポイントで見たい」
と思ったら、色々なサイトをチェックしたりヴィンテージチャートとにらめっこしたりする必要があります。
しかし、ワインヴィンテージなら、フランスやイタリア、スペインなどの旧世界のヴィンテージ評価はもちろん、アルゼンチンやチリ、南アフリカといった新世界のヴィンテージ評価も個別に調べられるのです。
評価方法も5段階でわかりやすく、1912年から2016年までのヴィンテージ評価が登録されているため、情報が不足することはないでしょう。
貰い物の古いワインの評価を知りたかったり、珍しい古酒を見つけて買うかどうか迷ったりするときにワインヴィンテージをインストールしていると、とても便利です。
ただし、ワインヴィンテージは有料アプリ。
iPhone版は120円ですが、android版は140円と少しだけ高いので、購入する場合は気をつけましょう。
まとめ
- 日本語対応で完全無料、広告もほとんどなくてストレスフリーの『Vinica』
- 英語必須だけど高機能でレビューも豊富な『Vivino』
- 直感的なインターフェースが使いやすい『ワインダイアリー』
- あると便利な『ワインヴィンテージ』
飲んだワインを記録したり、今度飲みたいワインを調べたり、ワインアプリを使いこなせばワインの楽しみ方が広がります。
「飲んだワインのことを忘れてしまう」
「どんな味や香りだったか思い出せない」
ことほど悲しいことはありません。
ワインヴィンテージ以外はどれも無料で利用できるので、気になるものがあったら使ってみましょう。
【試飲会で楽をする】ワインイベントにあると便利なアイテム5選
ワインの試飲会は、普段は飲まないさまざまなワインと出会えるコスパの高いイベントです。
ただし入場時に渡される、
試飲用のワイングラス
吐器がわりの紙コップ
各ブースの説明やワインの注文票がついた資料
で両手がふさがってしまうという問題があります。スマホでワインの写真を撮ったり、会場で購入したおつまみを食べながらワインを楽しんだりすることができないと、面倒ですよね。
そこで今回は、ワインイベントを楽に回るために役立つおすすめアイテム5選をご紹介します。
- 1.持っているとめちゃくちゃ便利!ワイングラスホルダー
- 2.体にぴったりと寄り添うショルダーバッグやボディバッグ
- 3.資料をまとめるのに最適!A4サイズのバインダー
- 4.両手をフリーにしながら写真が撮れる!スマホリング
- 5.ペットボトル入りの水で酔いをコントロール
- まとめ
1.持っているとめちゃくちゃ便利!ワイングラスホルダー
SSXY グラスカップホルダーネックレス ワイングラスストラップ
今回ご紹介する5つの厳選アイテムのなかで、管理人が一番おすすめしたい試飲会用の便利グッズが、「ワイングラスホルダー」です。
ワイングラスホルダーとは、「ワイングラスを首から下げておける」アイテムのこと。
試飲会の最中、もっとも気を使う荷物は、やっぱりワイングラスです。
ワインが入っていたらグラスを傾けるわけにはいきませんし、落としてグラスを割ってしまっでも問題になります。
ワインを飲むためには最低限グラスが必要なので、ワイングラスを置いてぶらぶらとブースを見て回るわけにもいきません。
そのため、試飲会では多くの人が「利き手にワイングラスを持ち、反対側の手に当日の資料と吐器がわりの紙コップを持つ」というスタイルに落ち着いています。
ここで、ちょっと想像してみてください。
この状態でワインを飲んで感想をスマホでメモしておこうと思ったら、ワイングラスを一旦テーブルに置いたり左手に持ち替えたりしてから、あいた手でスマホ等を取り出さなければなりません。
飲んだワインの記録を全部残しておきたい人だと、ワインを飲むたびにこの作業が必要になります。
めちゃくちゃ面倒くさいですよね。
でも、ワイングラスホルダーを使えば、「中身が入ったワイン」でも安全に首から下げておけるのです。
今回ご紹介しているワイングラスホルダーはやわらかい素材なので、アイテムの穴を広げてワインを上から差し込むだけで使えます。
注意点は、グラスの外側にワインがこぼれていたり、飲み口に雫が残っていたりすると服にワインがついてしまうこと。
ワイングラスホルダーはあまり一般的なアイテムではないため、ワインショップ等ではほとんど手に入りません。
一部のワイン会や試飲会等でプレゼントしてもらえることもありますが、確実に入手したいなら事前にネットで購入しておくことをおすすめします。
2.体にぴったりと寄り添うショルダーバッグやボディバッグ
ワインの試飲会に参加するときは、メインのバッグとはべつに、ちょっとした荷物を入れられるコンパクトなショルダーバッグやボディバッグを持っていきましょう。
コンパクトなバッグをおすすめする理由は、当日の受付時にもらえる試飲会の資料を収納できるからです。
管理人は何度もワインのイベントや試飲会に参加していますが、「当日の資料」はそんなに頻ぱんに見るものではありません。
資料を見るのは、開場直後にざっと気になるワインやブースの位置を把握するときと、イベント終わりに気に入ったワインをその場で注文するときくらい。
正直にいうと、必要なとき以外試飲会の資料は収納しておきたいのです。
ただ、ワインイベント開場に手ぶらでいったり、受付でバッグを預けたりしていると、「資料を手で持ち歩く」以外の選択肢が取れません。
開場によってはA4で40ページ以上ある場合もあるので、折りたたんでポケットに突っ込んでおくのは難しいですし、脇に挟んでいても落としてしまうからです。
その点、体に密着させられるコンパクトなショルダーバッグやボディバッグを持っていけば、かさばる資料を畳んで収納しておくことができます。
3.資料をまとめるのに最適!A4サイズのバインダー
コクヨ クリップボード 用箋挟 クロス貼 A4 短辺とじ ヨハ-28
ワインの試飲会中、もっとも使う機会が少ないのは当日の資料です。
ただ、ちょうどよくA4サイズの資料を折りたたんで収納できるバッグを持っているとは限りません。
ワインの試飲会に参加するために、わざわざ普段使わないバッグを購入するのは面倒だという人もいるでしょう。
そんな人におすすめしたいのが、首かけできるようにしたA4サイズのバインダー。
紙の資料が邪魔になるのは、手汗やワインの雫でよれてしまい、ペラペラと折り曲がってしまうからです。
「ワインの感想をメモっておこう」
「ブースでスタッフから教えてもらったエピソードを書き留めておこう」
と思っても、下敷きがペラペラの紙だとうまくメモを取れません。
試飲会の会場にはテーブルも置いてありますが、高さが低いため腰を折り曲げてメモを取るのも面倒です。
しかし、資料をバインダーに固定してしまえば、立ったまま気軽にメモを取ることができます。
バインダーの上にワイングラスや紙コップを載せることもできて、便利です。
使用するなら、安いバインダーで十分。
クリップ部分に適当な紐を通して首からぶら下げられるようにすると、両手に紙コップとワイングラスだけを持って会場を見て回れるので便利です。
4.両手をフリーにしながら写真が撮れる!スマホリング
AAUXX 正規代理店品 iRing 車載ホルダーになるフック付 シャインホワイト
もし、あなたのスマホがスマホリングを付けられるタイプで、まだスマホリングを使っていないなら、この機会にぜひ装着してみましょう。
「スマホリング」は、スマホの背面に貼り付けられるリング状のアイテムです。
リングにはある程度の固定力があって、ぐるぐると回して角度を調整できるので、ちょっとしたスマホスタンドとしても使えます。
本来、
「手でずっとスマホを握っているのがつらい」
「大きなスマホを使っているから、普通に持つと指が届かない」
といった悩みを解決するために使うスマホアクセサリーですが、重要なのは「リング部分に指を通しておくと、スマホから手を離しても落ちない」という点。
手のひら側ではなく、手の甲側にスマホ本体がくるようにリングへ指を通すと、手をフリーにすることができるのです。
こちらの記事でも紹介していますが、飲んだワインの記録をスマホアプリで取っている人は、試飲会中何度もスマホを使うことになります。
「このワインおいしいから写真を撮っておこう」
「飲んだワインの記録を全部取っておきたい」
と思ったとき、毎回ポケットからスマホを取り出して記録できたらポケットに戻して……なんてやっていたら、スマホの記録を取るのが嫌になってしまうでしょう。
しかし、スマホリングでスマホをずっと手に引っ掛けておけば、使いたいときだけササッとスマホを構えることができます。
スマホを使っていない間は紙コップや資料、おつまみ、ワイングラスなどを持てるのも便利です。
ただし、背面が平面ではなくカマボコ状になっているタイプのスマホだと、スマホリングをうまく貼り付けられません。
お手元のスマホがスマホリングに対応していない場合は、スマホを首から下げられるストラップやケースを使いましょう。
5.ペットボトル入りの水で酔いをコントロール
管理人は、どんな試飲会に参加する場合でも必ず500ml入りの水を持っていきます。
理由は、好きなタイミングで水分補給できるから。
大きな会場でおこなわれる試飲会だと、たいていグラスを洗う用の水と飲料用の水が設置してあります。
ただ、小さな試飲会や街中で開かれる1杯○円の有料試飲などでは、無料で飲める水がない場合も多いです。
会場に飲料水があるかどうかは、当日会場に入るまでわかりません。
会場内で手に入る飲み物は、基本的にワインだけ。
管理人は、一度だけ大きな会場だったのに水が飲めなくて困ったことがあるので、万が一水がなかった場合に備えてペットボトルの水を持ち込んでいます。
なお、ジュースやお茶、コーヒーなどでも水分補給はできますが、持っていくのは水にしましょう。
味や香りが残ると、そこから飲むワインの風味を感じ取れなくなってしむからです。
また、会場を出るまでは平気でも、会場を出てから一気に酔いが回ってしまう場合もあります。
事前に水を持ち込んでいれば、帰り道ですぐに水分補給できるのでおすすめです。
まとめ
ワインの試飲会は、とくになにか準備をしなくても十分楽しめます。
ただ、当日の資料やワイングラス等で手がふさがったまま何時間も試飲をするのはつらいです。
好みや必要に応じて、
- ワイングラスホルダー
- 体に密着させられる小さめのショルダーバッグ・ボディバッグ
- A4サイズのバインダー
- スマホリング
- ペットボトル入りの水
を持ち込んで、時間いっぱい試飲会を楽しみましょう。
【初めての試飲会】マナーは?服装は?ワインイベントの基礎知識
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こんにちは。管理人のいろはにほへと(id:winenoiroha)です。
「ワインの試飲会」とか「なんちゃらワインフェスティバル」みたいなイベントって、なんとなく参加しづらいイメージがありますよね。
「会場で浮くのは嫌だ。なにを着ていけばいい?」
「守ったほうがいいマナーはある?」
と悩んでしまって、楽しいイベントの参加を逃してしまっている人もいるでしょう。
そこで今回は、おひとりさまでバンバン試飲会やワインイベントを楽しみまくっている管理人が、ワインの試飲会・ワインイベントの基礎知識を解説します。
- ワインを好きになったら試飲会やワインイベントに参加しよう
- 初参加でも安心!ワインの試飲会で守るべき5つのマナー
- ドレスやスーツじゃなくても大丈夫!服装選びのポイントとは
- 服装やマナーの疑問を解消してワインの試飲会を目一杯楽しもう
ワインを好きになったら試飲会やワインイベントに参加しよう
「もっと色々な種類のワインを飲んでみたい」
と思ったら、あなたはもう立派なワインラヴァー。
ただ、現実的に考えると、好きなワインや気になるワインを片っ端から買って飲むことなんてできませんよね。
たくさんのワインを飲みたい、新しいワインを発掘したい、普段飲めない高級ワインと飲んでみたい、そんなワインラヴァーのワガママを叶えてくれるのが、ワインの試飲会をはじめとしたワインイベントなのです。
イベントにもよりますが、ワインの試飲会では、100種類以上のワインを飲み比べたり、ワインを輸入している会社のスタッフさんからおすすめワインを教えてもらったり、ワインの生産者と直接話ができたりします。
しかも、イベントの参加料は多くの場合数千円くらい!
なかには、「無料」なんて太っ腹なイベントまであります。
こんなにお得な試飲会、ワイン好きなら見逃す手はありません。
初参加でも安心!ワインの試飲会で守るべき5つのマナー
ワインの試飲会で守るべき5つのマナーを知っておきましょう。
飲みすぎたり酔って騒いだりしない
ワインの試飲会では、泥酔NG。
飲みすぎて騒いだり、ほかの参加者やスタッフに絡んだり、吐いてしまったりすると、周囲の人に大きな迷惑をかけてしまいます。
ワインの試飲会では、グラスやカップに注がれたワインをすべて飲みきる必要はありません。
会場には余ったワインを吐き出す「吐器(とき)」という容器が設置されているので、お酒に弱い人やとにかくたくさん試飲したい人は堂々と活用しましょう。
ちなみに、吐器の用意は会場によりけりです。
管理人が参加したワインイベントの傾向は、
・入場時にグラスと紙コップを渡され、飲みきれないワインは紙コップに吐き出す。紙コップに溜まったワインは、会場内にある吐器に流す。
・入場時にワイングラスだけを渡され、グラスから吐器に直接流してしまう。
・そもそも吐器がない
といった感じ。
吐器がない場合は、「吐き出さずにワインを楽しんでほしい」という開催者のメッセージです。
無理しない範囲でワインを楽しみましょう。
飲酒運転や未成年者を連れてのイベント参加もNG
ワインの試飲会は、アルコールを提供するイベントです。
イベントの参加後に車や自転車を運転すると飲酒運転になってしまうので、会場へのアクセスは公共交通機関を利用しましょう。
また、ワインの試飲会やワインイベントは未成年者の参加も厳禁です。
香水や整髪料など香りの強いアイテムはつけない
香水や整髪料、ハンドクリーム、ボディクリームなどの香りは、ワインの香りを打ち消してしまいます。
ワインは複雑な香りと風味を楽しめる飲み物です。
強い香りをまとったままイベント会場にいってしまうと、自分だけでなく周囲の人から「ワインの香りを味わい」という楽しみを奪ってしまいます。
嗅覚の敏感さは人それぞれ。
「これくらいならいいだろう」
「会場がホテルだし、せっかくだからおしゃれしなきゃ」
と張り切るのはやめましょう。
各ブースにいるスタッフとの会話はほどほどに
複数のインポーター(ワインの輸入業者)が集まっている試飲会やワインイベントは、いわゆるコミケや物産展のイメージに近いです。
会場内にはインポーターごとにワインを置いた机がたくさん並んでいて、各ブースにインポーターのスタッフやワインの生産者が待機しています。
当然のことながら、ワインイベントでワインをすすめているスタッフはめちゃくちゃワインに詳しいです。
「この前イタリアの○○という産地にいって~」
「こちらのワイナリーではこういう方法で~」
といった話が飛び出してくるので会話しているだけでも楽しめますが、スタッフを独占してはいけません。
ほかの参加者もいるので、ブースの前に居座ったり、長時間話し込んだりするのは避けましょう。
乾杯するときはグラスをぶつけない
居酒屋で乾杯をするときは、「かんぱーい!」といいながらグラスをぶつけます。
でも、ワインの場合グラス同士をぶつけるのはマナー違反。
ワイングラスは、ロックグラスやジョッキに比べてとても薄いガラスでできています。
グラスをぶつけて乾杯すると、グラスがかけたり割れたりする可能性があるので危険です。
ワインで乾杯するときは、グラスを軽く掲げるだけにとどめましょう。
ドレスやスーツじゃなくても大丈夫!服装選びのポイントとは
試飲会やワインイベントに初めて参加するとき、めちゃくちゃ悩むの「なにを着ていけばいいのか」です。
管理人も初めてワインの試飲イベントに参加する際、どんな服装をするべきかかなり悩みました。
でも、試飲会やワインイベントは、想像よりずっとカジュアルなのであまり心配する必要はありません。
ほとんどの試飲会やワインイベントはジーンズにTシャツで問題ない
試飲会の多くは、パーティーや結婚式、格式の高いレストランと違ってドレスコードがないです。
大きなホテルの宴会場が会場になっていても、参加者は意外と「シャツにジーンズ」や「ダウンとチノパン」といったカジュアルな格好で参加しています。
もちろんスーツでびしっと決めている人もいますが、ラフな服装だから浮いてしまうという心配はありません。
大型の試飲会だと、一般参加の人だけでなく飲食店の経営者などもやってきます。
飲食店関係者は仕込みの合間に私服で参加していることも多く、インポーター側もそうした事情をわかっているので、カジュアルな服装でも問題にならないのです。
ただ、大きなイベントだと軽く100人以上がひとつの会場に集まります。
厚底の靴やピンヒールなどは避け、動きやすい服装を選びましょう。
どうしても服装を決められない場合は、仕事用のスーツでOKです。
なお、ワインイベントによってはドレスコードが指定されている場合もあります。
試飲会に参加するときは、イベントのチラシやポスターをしっかり確認しましょう。
とはいえ、ドレスコードが指定されているような試飲会はまれ。
ほとんどが海外から生産者を読んで夕食を共にするメーカーズディナーなど、チケット代がお高め(1万円前後)でなかなか手が出せないイベントなので、あまり気にする必要はありません。
ワインが飛び跳ねても気にならない暗色系の色がおすすめ
ワインの試飲会に参加するときは、黒やダークグレーなどの暗色系を選びましょう。
白い服や明るい色の服だと、赤ワインが跳ねてしまった場合に目立つシミができてしまいます。
持ち込むカバンに要注意!リュックや手提げタイプは避けよう
一般的なワインの試飲会に参加する際、じつは服装以上に重要なのがカバンのチョイスです。
ワインイベントでは、
- 試飲用のワイングラス
- 入場時にもらえるイベントのパンフレット(大きなイベントだと10ページ以上ある)
- 会場内で購入できる料理やおつまみ
を持ち歩くことになります。
試飲会に参加するなら、安全のためにも両手が使えるカバンが必須です。
ただ、リュックやバックパックは想像以上に場所を取るので、ほかの参加者の迷惑になってしまいます。
オススメは、A4程度の書類が収まるショルダーバッグ。
体にフィットする肩掛けバッグなら、移動や試飲の邪魔になりません。
大きな荷物がある場合は、会場の最寄り駅にあるロッカーにバッグを放り込んでおくのがおすすめです。
ホテルが会場なら、クロークに上着や手荷物を預けられる場合もあります。
イベントのチラシ等にはクロークを利用できるかどうか記載されていないことが多いので、買い物帰りや仕事帰りなど、かさばる荷物があるときは事前にホテルへ問い合わせましょう。
服装やマナーの疑問を解消してワインの試飲会を目一杯楽しもう
とっつきづらいイメージのある試飲会ですが、やっていることはスーパーの試食と同じです。
ワインの試飲会だからといって、尻込みする必要はありません。
吐器の使い方や香りの強いアイテムをつけないことなど、ワインイベントならではのマナーさえ押さえてしまえば、気軽に参加して色々なワインを楽しめます。
この記事を読み終わったら、近所の試飲会やワインイベントを探して、申し込んでみてください。
試飲会の前日に読もう!ワインの試飲会を最大限楽しむ秘訣とは
こんにちは。管理人のいろはにほへと(id:winenoiroha)です。
飲んだことのない多くのワインと出会うことのできる試飲会は、お金をかけずに自分好みのワインを見つけるチャンス。
ただ、100種類以上のワインが並ぶような大きな試飲会になると、
「えっ、あのワインも置いてあったの!?気づかなかった……」
「全部のブースを回るつもりだったのに時間が足りない!」
といった後悔をしてしまいがちです。
そこで今回は、管理人が実際に実践している「試飲会を最大限楽しむための秘訣」をご紹介します。
翌日に試飲会を控えている人、初めて試飲会に参加する人はぜひ参考にしてください。
ワインの試飲会を最大限に楽しむコツ
photo credit: ☁☂Umbrella Weather Today☂☁ Eye Glass Holder via photopin (license)
試飲会やイベントの前日はしっかり休んで体調を整える
ワインの試飲会は、イベントによっては3時間以上続くものもあります。
「とにかくたくさんのワインを試したい」という思いから、普段よりたくさんワインを飲んでしまうことも多いので、睡眠不足や体調不良だと思うようにはワインを楽しめません。
イベントの前日は、夜更かしをせず早めに休んで体調を整えましょう。
試飲会のまえに軽く食事をしておく
試飲会には、別途食事を購入できるタイプのイベントと本当にワインしか置いていないタイプのイベントがあります。
ただ、ワインの試飲会は基本的に立食形式です。
椅子に座って落ち着いて食事できるイベントは少ないので、ガッツリ食べてお腹を満たすという食べ方にはなりません。
「小腹がすいたら会場でなにか食べよう」と思っていたら、意外と食べるものがなくて、ワインばかり飲んでしまう場合もあります。
空きっ腹にワインを流し込むと普段よりも早く酔っ払ってしまうので、試飲会に参加する日は事前に軽く食事をしておきましょう。
ちなみに、試飲会のまえに香りの強い食べ物やスパイシーな料理を食べてしまうと、ワインの味や香りがわからなくなります。
おにぎりやサンドイッチなど、味も香りも薄い軽食を取るのがおすすめです。
ワインに集中したい場合は、飲み物も紅茶やコーヒーなど香味の強いものを避け、水を飲むようにしましょう。
会場についたらワインを飲むまえに配布資料をチェック
ワインの試飲会では、入場時やチケット代を受付で支払うときにイベントの資料をもらうことが多いです。
配布される資料には、
- イベント会場の配置図
- 各インポーターが提供しているワインの名前や値段
- 試飲会に並んでいるワインの注文票
などが載っています。
インポーターが複数いると十数ページもある分厚い資料になるので、とりあえずあとで読もうとスルーして試飲をはじめてしまう人も少なくありません。
ただ、試飲会で飲めるワインは、在庫に限りがあります。
目玉ワインや滅多にお目にかかれない高級ワインなどはすぐに試飲が終わってしまうので、どうしても飲んでみたいワインがあるかどうかを最初にチェックしましょう。
ワインを飲むペースや無理なく飲める量には個人差があるため、ブースの1番から順番に回っていると、最後まで周りきれないことも多いです。
好きなワインを扱っているインポーターや、気になる商品のあるブースから回って、
「あのワインが飲みたかったのに!」
という後悔を防ぎましょう。
開場直後は「開場の奥」や「出口近く」のブースから見て回る
管理人がワインの試飲会に参加するときは、ほぼ100%受付時間に会場入りします。
なぜなら、1分でも長くワインを飲みたいからです。
そんな管理人の経験からいうと、規模の大小に関係なく、ワインの試飲会では入り口に近いブースから順番に時計回りか反時計回りで人が流れていきます。
つまり、会場の奥や出口の近く、また中央部分にあるブースは、比較的すいていることが多いのです。
開場直後にあえて人の少ないブースへ向かうと、スタッフも手があいているので丁寧に試飲できるワインの説明をしてもらえます。
全然知らないぶどうやまったく知らない国のワインを好きになるきっかけにもなるので、とくに「このブースにいきたい」という希望がない場合は、あいているブースを狙いましょう。
ワインを飲む順番は「泡→白→赤」
試飲会でより多くのワインを楽しみたいと考えている場合、スパークリングワイン、白ワイン、赤ワインと飲み進めることをおすすめします。
理由は簡単で、先に味や香りの濃いワインを飲んでしまうと、あとから薄味のワインを飲んでも香りや味わいを感じ取れないからです。
色や味わい、香りの薄いものから試飲していけば、それぞれのワインの個性を余すところなく楽しめます。
薄いものから濃いものへという飲み方は、試飲会だけでなくレストランやワインバーでワインを飲むときにも役立つので、この機会に覚えておきましょう。
もちろん、必ず泡、白、赤の順番で飲み進める必要はありません。好きなワインや飲みたいワインが決まっていれば、好きなものから飲んでOKです。
ぶどうの品種や国ごとの濃さの違いがわからない場合は、ブースのスタッフにおすすめワインを聞きましょう。たいていの場合、ワイン同士の味や香りが喧嘩しないように、薄いものから濃いものを順番にすすめてもらえます。
スタッフやほかの参加者との交流を楽しむ
「ワインが多すぎて、どれを飲めばいいのかわからない」
という場合は、各ブースにいるスタッフに話しかけてみましょう。
ブースに立っているスタッフは、基本的にワインを輸入している会社の社員です。ブースに並べてあるワインはどういう味で、どんな人におすすめなのかを把握しているので、質問すれば教えてくれます。
ほかの参加者に話しかけて、おいしかったワインを聞いてみるのもおすすめ。
ワインの試飲会には、ソムリエやワインエキスパートの資格を持っている人から、飲食店の関係者、ワインにものすごくワインに詳しい人、逆にワインのことなんてまったく知らない人までさまざまな人がいます。
相手がワインについて知らなくても、「これがおいしかった」という情報のやり取りは有益ですし、相手がワインに詳しかったらあれこれ詳しくレクチャーしてくれるでしょう。
「いきなり知らない人から話しかけられたら、嫌な顔をされるのでは?」と不安に思う人もいますよね。
でも、ワインは「知っているとお酒がおいしくなる知識」がたくさんあるお酒です。
ひとつのことについて深く知っている人は、たいていの場合「この知識を誰かに教えたい!」という欲求を持っているもの。お酒も入って上機嫌になっていることもあって、話しかけると意外とにこやかに対応してくれる人が多いのです。
「いやいや、知らない人にどうやって話しかけたらいいの?」という人も大丈夫。
心理学的には、「自分と同じものが好き」「同じものに興味がある」相手には好感を抱きやすい類似性の法則というものがあります。
面白おかしく場を盛り上げられる鉄板ネタがなくても、世間話になにを話したらいいかわからなくても、「同じイベントに参加している」「ワインが好き」という共通点があれば、十分コミュニケーションを取ることができるのです。
ブースの前や会場内に設置されているテーブルなど、話しかけやすい場所があるのも好都合。
普段ワインを家飲みしている人、身の回りにワインに詳しい人がない人は、ワイン好きが集まる試飲会を「情報交換の場」として活用しましょう。
慣れるまでは誰かと2人で参加する
ワインの試飲会は、わりとカジュアルなイベントです。ただ、誰でも初めて参加するイベントや、よく知らないイベントに参加するときは緊張してしまいます。
そこでおすすめしたいのが、「慣れるまで誰かを誘って2人で試飲会にいく」こと。
せっかくの試飲会も、ガチガチに緊張してしまってはワインを楽しめません。しかし、知っている人が1人いれば、会話しつつリラックスして試飲会を楽しめます。
ちなみに、試飲会へ参加する人数は2人がベストです。
ワインの試飲会は基本的に混むので、3人以上で参加すると移動速度が落ちてしまいます。
それに、3人以上いると好みやワインの知識がバラけてしまい、会話が盛り上がりません。
2人なら、飲んだワインについて話し込む際もスペースを取りません。
移動も楽ですし、会場の雰囲気に慣れてきたら一旦別れて好きなブースでワインを飲み、決まったテーブルで落ち合ってどれがよかったか報告しあう、なんて楽しみ方も気軽にできます。
飲んだワインの記録を残す
試飲会を最大限に楽しむ最後のポイントは、「飲んだワインの感想をメモする」こと。
世の中には、数えきれないくらいのワインがあります。一生のうちにすべてのワインを飲むことなんてできません。
だからこそ、ワインを長く楽しむには「自分の好みに合うワインを見つけるスキル」が必要なのです。
「赤・白・泡ならどれが好きなのか」
「赤ワインでも濃いほうがいいのか、それとも薄いほうが好きか」
「どの造り手のワインをおいしく感じたのか」
などを記録に残しておくと、好みのワインを見つける基準を作ることができます。
人間の記憶は簡単に薄れてしまうので、記憶に頼るのはおすすめできません。
どういうワインが好きなのかという基準がある程度できてくれば、ワインショップでもソムリエのいるレストランでも、自信をもってワインを注文できるようになるでしょう。
なにより、
「いま飲んでいるこのワインは、あの試飲会で飲んだものより好き」
「まったく同じ銘柄のものを試飲会で飲んだけど、あのときと味や香りの感じ方が違う」
といった微妙な変化も楽しめるようになって楽しいです。
ワインの記録を取るなら、飲んだワインの写真や味を手軽に記録できる「vinica」や「vivino」といったアプリの利用をおすすめします。
ワインの知識がなくても問題なし!ワインの試飲会を最大限に楽しもう
ワインの試飲会は、ワインについて詳しくない人でも、ワインにめちゃくちゃ詳しい人でも同じように楽しめるイベントです。
体調を崩さない程度に楽しくおいしく色々なワインを飲んで記録を取り、スタッフやほかの参加者との交流を楽しみましょう。
【5分でわかる簡易版】ワイン初心者必見!EPAの発効で安くなるヨーロッパのおすすめワイン3選
こんにちは。管理人のいろはにほへと(id:winenoiroha)です。
この記事は、調子に乗ってあれこれ書いてたら12,000字を超える超大作になってしまった「 ワイン初心者必見!EPAの発効で安くなるヨーロッパのおすすめワインはどれ?」の簡易版。
「EPAってなんなのよ」
「細かいことはいいからおすすめワインだけ教えてくれ」
という人向けに、日欧EPA発効で値引きの決まったおすすめワインベスト3をご紹介します。
2019年2月1日からヨーロッパワインが100円前後安くなるよって話
ヨーロッパワインの関税が0円になった
スーパーやデパート、ワインショップなどで販売されているヨーロッパワインには、
スティルワイン:1本あたり93.75円
スパークリングワイン:1本あたり136.5円
の関税が上乗せされていました。
※スティルワイン:泡のない赤・白・ロゼワインのこと
でも、日本とEUが「関税なしでワインを輸入できるよ」という協定(EPA:経済連携協定)を交わしたので、関税のぶんだけヨーロッパワインが安くなることが決まったのです。1本1,000円のワインを900円ちょっとで買えたら、かなりお得ですよね。酒代の節約にもなります。
ただ、「ヨーロッパワインが安くなるよ」といったって、市販されているワインの数は膨大です。ワインに興味があるけど飲んだことのない人や、どうやってワインを選んだらいいのかわからない人にとって大切なのは、「結局、安くておいしいヨーロッパワインはどれなのよ」という話。
そこで、管理人が独断と偏見で個人的にオススメしたい、お値打ち品のヨーロッパワインを3種類ピックアップしました。
迷ったらこれを買え!管理人おすすめの高コスパワイン3選
赤ワインのおすすめは濃厚で飲みやすい「ラ・キュベ・ミティーク」
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落ち着いたオレンジ色のラベルでお馴染みの「ラ・キュベ・ミティーク」は、フランスの南、「ラングドック」という場所で造られている赤ワイン。普通のワインと違うのは、2,500軒ものぶどう農家が加盟する「ヴィナディス」という集まりのなかから、とくに優れたぶどうとワインを持ち寄って造られていること。
黒胡椒の香りがして醤油や味噌などの調味料とも相性バツグンの「シラー」に、濃厚で甘みの強い「グルナッシュ」、その他カリニャンやムールヴェードルといった複数のぶどうをブレンドしたラ・キュベ・ミティークは、
「酸っぱいワインが苦手」
「渋いのはちょっと」
というワイン初心者におすすめです。
白ワインのおすすめは優しい甘口で飲みやすい「マドンナ・リープフラウミルヒ」
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「マドンナ・リープフラウミルヒ」は、ドイツ生まれの白ワイン。じつは100年以上の歴史を持つロングセラーワインで、世界中で愛されています。酸味がほとんどなく、すっきりとした甘みとほんのりとしたスパイスの香りは、異国情緒を味わうのに最適!
赤ワインが苦手な人、甘いお酒が好きな人がチャレンジする最初の1本として、とくにおすすめしたい銘柄です。
スパークリングワインは女性に大人気の「アスティ・スプマンテ」がイチオシ
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EPA発効記念でとくに狙い目なのが、スティルワインよりも関税が高いぶん値引き額の大きなスパークリングワイン。ヨーロッパ産のお得なスパークリングワインはたくさんありますが、そのなかでもワイン初心者におすすめなのが「アスティ・スプマンテ」です。
イタリア生まれのアスティ・スプマンテは、アスティシリーズで一番人気のスパークリングワイン。優しい口当たりで甘みも強く、アルコール度数も8%未満です。お酒にあまり強くない人や、いかにもワインっぽい酸味のある味が苦手な人でも、気軽に楽しめます。
自分の好みに合うヨーロッパワインを見つけて楽しもう
今回ご紹介したワインは、どれも一般的なスーパーやデパート、ワインショップにネット通販で購入できるものばかり。1,000円前後で手軽に購入できて、ワインの味や香りに慣れていない人でもおいしく飲める銘柄をチョイスしました。
ただ、ワインを楽しむ秘訣は、「自分好みのワインと出会うこと」です。
「甘いのが好き」
「酸があるのが好き」
「スパイシーなのが好き」
といった自分だけの基準さえ見つけてしまえば、もっとおいしいワイン、もっと好みにあったワインを選べるようになります。日欧EPAの発効でヨーロッパワインが安くなった2019年は、ワインを好きになるチャンス!イオンやゆめタウン、amazonなどでも積極的にセールが開催されているので、コスパがよくておいしいヨーロッパワインを見つけましょう。